見出し画像

メーデー2024:行動による追悼

原文:https://blackrosefed.org/may-day-2024/
原文掲載日:2024年5月1日
著者:ブラックローズ/ローサネグラ゠アナキスト連盟(BRRN)

5月1日は国際労働者の日だ。ヘイマーケット事件の革命的アナキスト殉教者達の血から生まれた歴史的闘争の日だ。彼等は米国で、資本主義体制がもたらす強欲な搾取・それを維持し保護する国家暴力に反対する大衆運動の一部として命を捧げた。

こうした革命の殉教者達は、資本主義と国家からだけでなく、あらゆる形の支配からも自由な世界を構想していた。彼等の記憶は、革命的社会変革に深く関わるよう世界中でその後のあらゆる世代を鼓舞している。私達は今一度彼等の記憶に立ち返り、自分達が関わっている目下の闘争に対する気持ちを引き締め、それによって自分達のより大きな目標、社会革命を達成するために必要な民衆権力を構築するのである。

今年、イスラエル国家はパレスチナ民衆に対する大量虐殺戦争を行い続ける中、私達は「パレスチナ労働組合総連合(PGFTU-Gaza)」の呼び掛けに耳を傾け、拡大し、米国が継続しているイスラエル国家への支援と兵器供与に反対して実質的な(単に象徴的ではない)行動を取っている。ブラックローズ/ローサネグラのメンバーは、労働組合にいようがいまいが、パレスチナ民衆との具体的連帯を実現すべく、それぞれの職場で組織化を続けてきた。今年のメーデーで私達はこうした活動を倍加させると約束する。

ここ数週間で米国中の大学キャンパスでは大規模な学生組織化の波が起こっている。学生達はテント村・建物占拠・デモ行進などの活動を行い、自分達の学校がパレスチナ人大量殺戮を助長する死のインフラから手を引くよう要求し、圧力を掛けている。イスラエルによる大量殺戮戦争が始まって7カ月経った今、ガザに大学は一つも残っていないのだ。

米国の学生達はパレスチナ民衆が組織的に荒廃させられているとはっきり分かっているが、政治家や大学上層部が分かっているとは言えない。彼等は学生運動を攻撃すべく残忍な国家治安部隊・民間治安部隊を動員しているのだ。私達のメンバー(学生・教員・大学職員もいる)は、こうした攻撃を被りながらも、国際連帯へのコミットメントを堅持し続けている。

今年のメーデーで私達は他の人々に呼び掛ける。学生運動に協力し、その範囲を拡大しよう。国際主義は活発で実体がなければ意味がないのだ。

パレスチナ解放のために!
民衆権力のために!
リバータリアン社会主義のために!

Black Rose Anarchist Federation / Federación Anarquista Rosa Negra (BRRN)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?