大事なのはチャレンジ
最近はあまり試合を見に行けず、保護者のLINEグループにあげられる動画で試合をチェックすることが多い(その動画すら見ないことも少なくないが)。
最近の息子は良くも悪くも自分やチームのレベルや立ち位置がわかってきていて、何となく「これくらい出来ればok」みたいなラインを無意識に設定している節がある。
勝つとか負けるが目的じゃなくて、「この相手ならこれくらい出来ればカッコはつくかな」という打算が見えるわけだ。
まあ、そうなりがちだよな、これはしょうがないのかな、と一定の理解はするが、やはり息子の成長の為には宜しくない状態だと思う。
結局は目標がないんだと思う。
卒業を控え、公式戦ももうないし、チームの一員として積み上げる目的もない。
なかなか視座を高くするには難しい時期ではある。
だからと言うわけではないが、最近は春から入団予定のU-15のクラブチームの練習に週に1度参加させてもらっている。
全員が自分よりデカくて速くて上手い奴らの中で息子は何も出来ない。
それでも練習終わりには「楽しかったー」と帰って来る。
コーチ陣や先輩らが優しいというのももちろんあるが、やはり挑戦に楽しさを感じてこそのスポーツマンであり、コンペティターである。
そういう意味では息子も今や立派なアスリートであるし、成長のステップとして間違ってないと思う。
わりと何をやっても「出来る方」だった息子が、一番何も出来ない立ち位置になったときにどう抗って成長に繋げるのか。
出来ない中でどう戦うか。
これは息子にとって苦手な部分で、なかなかのチャレンジだと思う。
息子のプレイを見る限り、息子は自分が何が得意かわかっていない。
正確に言えば、自分の武器がなにかわかっていない、か。
得意なプレイはあるが、それは当然マンガみたいにどんな相手でも倒しちゃうわけではないから、通用しなさそうな相手に尻込みしてしまう。
気持ちはわかる。
自分の得意なプレイをもっと上手くやってしまう相手もいるだろうし、自分の得意なプレイがまったく通用しない相手もいるだろう。
そんな相手に挑むのは勇気がいる。
それでも結局は自分の持っているもので戦うしかない。
試合はそれを出せるか出せないかを試す場所であって、それが出せれば勝った負けたは大きな問題ではない。
チャレンジが重要であって、結果は単なる結果でしかない。
色んなチャレンジを設定してどんどん成長してもらいたい。
願わくは、小さくまとまることがないように。
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