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腕を骨折したら力を抜くことが大事だとわかった話

2月中旬にラトビアの森で骨折した。そしてこれまで両手を使ってタイピングができなかったので、noteをお休みしていた。
片手でのタイピングもだいぶ手慣れたものになったが、それでも倍以上遅い。
実は音声でも入力をして、下書きはあるが、音声で入力したものを読み返すと面白くない。声に出して言葉にすると恥ずかしくなるニュアンスがあるのだろうと考えた。

詳しい経緯は今後公開するとして、骨折してから手術が終わり、左腕はおよそ1ヶ月90度のまま動かせなかった。たった1ヶ月で身体は動かさないと筋肉がその形状で固まり、にっちもさっちも行かなくなることに驚いた。

けが直後(心配するよりまず写真を撮るSNS狙いはラトビアでも笑)

3月なかばからリハビリを開始し、ようやく今左手の指が全てタイピングのために動くようになった。依然として肘や腕は痛いものの、相当作業効率が良い。そしてタイピングだけではなく、日常のさまざまなことを自分でできるありがたみを感じている。
今できないことといえば1kgを超える荷物を片手で持つこと、コップやお椀を口まで運んで食べることができないくらいだ(これはこれで不便だが)。

肘の曲げ伸ばしのリハビリが主で、週2回角度を何度から何度まで動かすことができるかという運動をしている。家でも毎日マッサージと曲げ伸ばしを練習している。
病院でのリハビリの前半は、理学療法士の方のマッサージ(これまたツボをわかってらっしゃる)に癒されている。このマッサージの時に力を抜くことをお願いされるのだ。
力を抜くとマッサージもスムーズに行え、筋肉の硬さがなくなるので腕を曲げ伸ばししやすくなる。「だいぶ力をぬくコツがわかってきましたよね」と評価されると嬉しくなり、りきみをなくすように気をつけながらまた褒めてもらいたいと力を抜くコツを考える。

「力を抜くだけで肘が動くなるようなら、むしろ楽なことじゃないか。」

と思うのだが、実行するには難しい。ただ、言えることは自分の体にフォーカスしてコントロールするということ。

ちょ、待てよ?

キムタク発言集

身体のことだけではなく、怪我をしてからというもの予想よりも影響が大きくて、自分のやりたいことに到達していない焦りもないか?
他人を見て羨ましいと思ったりしていないか?
と振り返ってみた、「あるある」頭ではわかっていても気持ちは焦るものだ。無理しようとしていないか、理想とのギャップに悩んでいないか。

あるある。

力を抜くことは忘れないようにしようとリハビリに教えられた気になった。

さてと、5月からバルト三国の料理ということで一緒に池袋でひと月1度お料理しませんか?みなさんと一緒に楽しいエストニア、ラトビア、リトアニアの料理を作ります。


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