見出し画像

【Creative #1】 バチャカルを彩ったバルスのクリエイティブ

はじめまして!
バルス株式会社クリエイティブチームです。
バルスのクリエイティブチームでは、バルスで実施するxRライブにおけるイベント演出映像の制作や音響制作、3Dステージのデザインなど、クリエイティブ作業の全般を担っています。
クリエイティブチームには映像クリエイター、サウンドエンジニア、デザイナー、CGアーティストが在籍しています。

今回から、クリエイティブチームが携わったイベントにおけるこだわりや制作の裏話を発信していきます!
本記事では、2023年12月17日(日)に開催された「バチャカル」について、クリエイティブチームに所属する映像クリエイターとサウンドエンジニアがご紹介します。


バチャカルとは

「バチャカル」はVTuberの文化祭イベントで、総勢91組109名のVTuberが出演しました。
2023年12月17日(日)にデジタルハリウッド大学駿河台キャンパスにて行われました。

コンテンツは「バチャカル スペシャルステージ」、「#推しVカラオケ」、「Vの教室」の3つに分かれ、
「バチャカル スペシャルステージ」では音楽ステージやバラエティステージ、「Vの教室」ではトーク枠・歌枠・ゲーム枠など様々なコーナーが開催されました。

新たな推しに出会ったり、応援しているVtuberとの思い出が作れたりするフェスイベントです!


映像制作

映像班では、スペシャルステージの各コーナーで使用するオープニング映像とタイトルループ映像を制作しました。
今回の「バチャカル」のテーマが「学園祭」であったため、にぎやかでわちゃわちゃとかわいいイメージで、バチャカルのキービジュアル及びLPサイトのイメージを参考に作成しました。

バチャカルのキービジュアル。学園祭イメージなので、非常に賑やか。
LPサイトのスペシャルステージ紹介箇所

オープニング映像

スペシャルステージで流れるオープニング映像は、バチャカルのキービジュアルの色合いをリファレンスにアニメーションとキャラクターやエフェクトのアニメーションを制作しました。

キービジュアルではデフォルメの小さなキャラクターたちが賑やかに散りばめられているため、キャラクターアニメーションも各所に入れて賑やかさを演出しています。

※キービジュアルに登場するキャラクターたちのアニメーション(一部)

音に合わせてペンライトを振る宇宙人であったり、上部でふわふわ浮遊するうさぎであったり、とにかく「賑やかでわちゃわちゃした感じ」を演出できるよう、アニメーション付けを行いました。
イベント全体のイメージに沿って、賑やかで楽しく、ワクワクするような映像を心がけています!

※出来上がったOPがこちら。

トランジションに使われるエフェクトも、キービジュアルに合わせてアニメ調になっています。

タイトルループ映像

タイトルループ映像とは、スペシャルステージ進行中のバックモニターに表示される映像です。
基本構成は、オープニング映像と同様にキービジュアルを基に作成しました。飽きさせないコミカルなアニメーションを織り交ぜ、楽しい雰囲気を演出しています。


イベント本番対応

バルスのクリエイティブチームでは、映像制作・音響制作だけでなく、現場のオペレーションの一部も担っています。
本イベントでは、スペシャルステージにおけるスイッチングや音響対応、YouTube配信向けのサウンドメイクなど、当日のオペレーションも担当しました。

イベント本番対応 -映像班-

映像班は、バーチャルカメラの作成、カメラスイッチングなどを担当しました。
音と演者さんのパフォーマンスに合わせ、手持ちのカメラやドリーカメラを駆使しています。 特にダンスパフォーマンスでは、キメのポーズの際に演者さんを的確に抜くことを心がけました。
また、当日入っていただいたカメラマンさんとも連携し、必要な画角や演者さんの魅力を最大限に引き出せる画角を相談しながら進めていきました。


イベント本番対応 -サウンド班-

サウンド班では、ライブステージの音響対応、配信プラットフォームへ配信する音声のミックスなどの業務を担当しました。

ライブステージにおける音響対応

全体を通してお客さんが聞き取りやすい音量感、かつ長時間聞いても疲れないように耳に痛くない音質に調整を行いました。
ライブステージでは、会場のお客さんには現地でしか味わうことのできない、全身で聞く体験ができる迫力のある音を、配信では大きなライブ会場にいるような音の空間演出を行いました。

大規模な音楽フェスや演劇などで使用される、高品質なミキサーで音を作っています

また、演者さん自身がモニターする音の調整も行なっています。
イヤモニに返る演者さん自身の声の大きさやインスト音源の音量について、フィードバックをいただきながら細かな調整を行なっていきます。
演者さんが一番良い状態でパフォーマンスが行えるような環境づくりも、サウンド班が大事にしている要素の一つです。

配信の音響対応

配信で観ているお客様には現地の熱量が伝わるよう、オーディエンスマイクで収録した声援や拍手を、ライブステージの音とミックスし配信しました。
会場の広さや雰囲気を画面越しに伝えるために、音のステレオ感を広げてライブ感のあるサウンドメイクをしています。


教室に備え付けられたスピーカーを使用しながら、持ち込みのスピーカーで低域を調整します。

また、Vの教室の歌枠の機材セッティングもサウンド班が担当しています。
Vの教室の歌枠では、教室に備え付けられている簡易的な音響システムを利用しながら、スピーカーを追加で持ち込み調整を加えています。これによりライブ特有の低音を付加することができるようになるため、教室の簡易的なシステムでありながらライブ会場のような体験を楽しむことができるようになりました。


ダイジェスト動画の作成

イベント後のダイジェスト動画の作成も映像班が担当しています。

楽しかった思い出の振り返りができるよう、「思い出写真」「アルバム」をテーマにして制作しました。 また、彩度を若干落とした色味に調整を加え、「思い出」感を演出しています。
当時の会場の様子やお客様の様子も色味を調整し、画面に散りばめる事で、一貫した「学園祭感」や「賑やかさ」を感じられるようにしました。

会場のお客さんに楽しんでいただくために、そして、いかに会場の熱気を配信で観ているお客さんや演者さんへ伝えるかを熟考してバチャカルに挑みました。
イベントが無事に終了し、皆様に楽しんでいただけたことを非常に嬉しく思います!


おわりに

バルスのクリエイティブチームは最高のxRライブ体験の実現に向けて日々制作とを続けています。
本記事では制作やシステムの大枠をご紹介しましたが、今後の記事ではもう少し踏み込んだ内容にも触れていく予定です。
今後もぜひご期待ください!

バルスではハイクオリティな3Dライブを実現するため、様々なアプローチを行っています。また、個人VTuberの方でも気軽に3Dライブを実現できるようなプランも提供しています。

3Dライブを実施してみたいけどどうすればいいかわからない…などご要望がございましたら是非お気軽にご相談ください。

<問い合わせフォーム>
https://balus.co/contact/

採用情報