見出し画像

ジャンプトレーニングの主軸プライオメトリクス

筋力トレーニングで得た能力を実際に発揮できるようにするために低強度から高強度のプライオメトリクスを行います。ジャンプ力など瞬発力を上げるトレーニングでメインとなってくるのはこのプライオメトリクスです。これについて詳しく説明しようとするとそれだけで本が一冊できあがってしまうので、ここでは必要最低限ジャンプ力に関するプライオメトリクスやそのコツをお伝えしようと思います。


 ジャンプ力のためにこのプライオメトリクストレーニングをやる理由としては主に以下2つになります。
① 伸長反射・SSC (ストレッチショートニングサイクル)を鍛える
② 腱の剛性を高める(主に足首)



【実施上の注意点】
先にプライオメトリクスを安全に実施する上での注意点や、実施を見送った方が良い例などを紹介します。

・高体重
↪︎標準より体重が重い場合、腱や関節に負担がかかりやすい為、高負荷のプライオメトリクスは避け低強度から、もしくは減量フェーズを先に行う方が好ましい

・開始年齢
↪︎小中学生や、まだ骨端線が残る(身長が伸びている)場合はその成長を阻害するだけでなく怪我のリスクも高くなるため、低強度のみに留める

・筋力レベルとトレーニングレベル
↪︎安全に実施する為にはある程度筋力レベルが必要。スクワット体重の1.5倍、ベンチプレス体重の1.0倍のバーベルを、正しいフォームで挙げられることが推奨されている

・疲労度合
↪︎極力疲労してない状態で行うことが望ましい。同じ日にスキル練習や筋力トレーニングを行う場合、1番最初にプライオメトリクストレーニングを実施する


・実施場所とシューズ
↪︎日本ではジム等にジャンプトレーニングを行える場所は少ないが、アスファルトやコンクリートで実施すると負担が大きい。ラバーマットや体育館フロア、芝生などを推奨。
また多方向へ切り返すような動作を何度も繰り返すプライオメトリクスでは、一般のスニーカーやランニングシューズでは負傷につながるケースもあるためバスケットボールシューズやバレーボールシューズなどが切り返しに強いシューズが望ましい

ここから先は

1,524字 / 7画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?