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経営者目線のムーンボードのメリット

今週末も沢山のご来店ありがとうございました。駐車場や店内がごった返す様子を見て、帰られてしまったお客様もいたので、大変申し訳なく思います。出来る限り対策や改善をしていきたいところです。


季節柄、平日の来店数や売上は安定しなかったりするので、その部分も季節柄と言い訳しないで済むような何か対策をしていきたいところです。どんな案にもヒントがあったりインスピレーションを刺激されるので、ドシドシ提案してみてください。



今日はインスタではお伝えしていたように、経営者目線の【ムーンボード設置のメリット】を思い付いただけ列挙してみました。

今日はムーンボードがフルセット揃い、夕方にはLEDシステムも設置出来、久々に1時間ほど、みっちりトレーニングでき、改めてクライマー・プレイヤーとしてのムーンボードの良さも実感できました。


実はプレイヤーだけではなく、経営者的にもムーンボードはメリットが多いので、ジムを開業したい人など記事を参考にしてみてください。



🌑純粋にクライミングのトレーニングになる。


色んな層が楽しむ商業ジムの強傾斜に激悪ホールドだけを取りつける訳には行かないから、130度に激悪ホールドしか付いていないムーンボードは、最高のトレーニング壁だ。


今日は久々に取り組んだけど、保持力だけでなく、色んな要素を鍛えれるシステムだと痛感した。体幹・ 上半身と下半身の連動・コンタクトストレングス・デッドの精度。色んな要素が絡み合ってクライミングが成り立っている事を実感。苦行感なく、楽しみながら、それらを同時に鍛えられるのがムーンボードだと、言葉ではなく心で理解した(jojo第5部)


1課題2トライずつで、延々とセッションしていくのが当店流だが、
そのやり方だと短い時間でも強度や量を確保できるのが有難い。


火災前に比べて、ムーンボード力、クライミング力がだいぶ弱っているのを実感できた。クライミングは、陸上のようにタイムとかではないので、現在の力を把握しづらい部分があるが、ムーンは世界共通の規格なので、過去の自分の感覚とも比べやすい。

弱っていることを実感できたなら、また強くなれると思うと、ワクワクした。


🌑セッションしやすい

自分より明らかに強いクライマーが来店したときなど、腕試ししたい、セッションして勉強させていただきたいと思うのはクライマーの性。

課題をお客さんに与えている立場の自分が、立場的にビジターの遠征クライマーとセッションしにくいが、ムーンボードだとお互いに課題を与えられる側になれるので、セッションしやすくなる。

セッションしたことで親密になり、リピートもしてもらいやすくなる。


それにお客さん同士のセッションも、通常の壁より頻繁に行われているように思う。しゃべらないお客さん同士がセッションをきっかけに仲良くなるのは、店主としてとても嬉しいことである



🌑ムーンボードのファンが多い

それ自体にファンが多いので、ムーンボードを求めての来店があり集客に繋がっている。三重県のジムの設置店は当店含めて3~4件だと思う。

愛知の方に「2016年の仕様ですか?」と電話問い合わせ&来店をいただいたこともあったのは、とても印象深い。





🌑勝手に登っといてもらえる

最もなりたくないクライミングジムのスタッフ像として、受付だけをするスタッフというのがある。お客さんの受付だけして、あとは客を放置して、「勝手に登っといて」といわんばかりにスマホをいじっているだけのスタッフは、僕の中では有り得ない。未就学児の前でも、お客さんが一人でもいれば、スマホは触らないようにしているのが当店のスタイルだ。



どんなお客さんにもしっかり声かけしたうえで、できれば一緒に登ったり、見本を見せたり、セッションするのが、クライミングジムの接客だと思うスタンスなので、基本的に毎日のようにお客さんと登っている。


連登が続いて、指皮も体幹も限界が来ているときは、勝手に登っといてもらえるムーンボードがあると、独りで運営している分、ものすごく助かる。心の中では接客をサボっている感覚がして、ムズムズしている。

間接的に届いた話だが、「あそこのオーナーはいつも登っている(接客せずに遊んでいる)」と捉えるネガティブな人もいるようだ。そんなネガティブな人こそ、こっそり僕のSNSを見ていたりするものなので、僕の記事もその方たちに読まれることを祈る。

🌑課題が無数にあるので、課題に困らない。


店をやっていて最も心苦しい時が、取り組むべき課題が見つからず、暇をもて余しているお客さんを見かけたときだ。


そんなとき常連になら、即興で課題を提供して、セッションすることで空気を変えれたりするが、一見のクライマーやビジターには同じことをしづらい部分がどうしてもあったりするので、そんなときムーンボードがあると心強い。


リーチの短い子供や女性、強すぎてやる課題がない人、その逆のパターンでやる課題がない人。

当店の常設課題にフィットしない人がいても、ムーンボード上には様々な課題があるので、打ち込むべき課題は必ずあるはずだ。




設定者で課題の良し悪しを判断する層も中には要るものなので、僕の作る課題が嫌いで来店のきっかけを失っているクライマーも、ムーンボードだと純粋に楽しめたりする部分があるので、来店してもらえる1つの理由となる。


🌑独りでも取り組める。

お客さんをセッションに巻き込むのが当店のスタンスだが、常連さんの中にも独りで登りたい人も存在するので、多少の空気や距離感は読むようにしている。

ムーンボードは独りでも楽しめるので、そのような方が常設課題に行き詰まったら、人との関わりが必要になってくる通常壁のセッションよりも、ムーンボードを薦めてみたりする。


🌑忙しいときにクライマーが分散する


当店は、実に幅広い客層に来店していただく。6歳以下の未就学児や、クライミングを初めて体験する小学生、ジム遠征で来るクライマー、雨敗退の外岩クライマーなど、初心者から上級者まで、というありがちなキャッチフレーズを少なからず体現できていると思う。


上級者は、初心者や子供が楽しめるように配慮してあげる優しい部分があるし、自分自身もゆっくりトレーニングしたい部分があるだろうから、店がごった返す時は上級者がムーンボードに流れてくれる。結果、人の密度が分散するので、初心者や子供がクライミングに取り組みやすくなり、結果、事故やケガのリスクも小さくなる。




以上の事がザッと思い付きました。


今日ごった返していたピークの15時辺りにはムーンボードのLEDシステムを設置出来ていなかったのですが、もし設置できていたとして、ムーンボードも使える状態であれば、お客さんも分散して、ごった返しているようにはファサードからは見えずに、もしかしたらお客さんを帰らせることが無かったのかもしれない…と思うと心苦しいです。


早く店に出勤して、午前中にLEDの設置作業をしていたら、変わっていた部分もあるかもしれないので、
ルーズな自分が自分の首を締めた部分だと思い、気を引き締めて行きます。


明日の定休日は、早速、駐車場のバックアップのために奔走してきますね。果たして、上手くいくのだろうか。







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