バンブー

伊賀のクライミングジム 「BAMBOO Bouldering」の日常

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伊賀のクライミングジム 「BAMBOO Bouldering」の日常

最近の記事

15分の面会

【15分間の面会】 2019年7月3日のインスタグラムの投稿に、旧バンブーに何らかの方法で火を放ったと考えられる人物が、放火とはまた違う複数の罪で警察に拘留されている間に、僕、一人で面会にいってきた内容を少し綴っている。 さすがにその投稿では、ぼかして、ふわっとした内容だったんだけど、ここでは少し詳細に書こうと思う。自分自身が忘れてしまいそうな部分もあるから、備忘録としての為でもある。 ________________________________ 火災から二ヶ月後

    • 来ないでいただきたい

      昨日はコロナ前のように、地域の人気店と呼べるくらい店内が賑わっていました。最近、コロナの第三波で穏やかでしたのでとても張り合いがありました。 さて本日金曜日から、レディースデーを数年ぶりに復活させます。 というのは、最近、女性の来店が増えつつあるので、女性の為の日を設けようと思いました 【毎週金曜日は、一般女性のお客様は、ビジター利用料を500円割引】とします。 今、バンブーの女性会員さんのnさんなんかも、数年前にやっていたレディースデーを狙って来店してくださり、今に至

      • 悪夢を見た今朝のこと

        新店舗に移転してから、もうじき一年が経とうとしていて感情的になっているのか、とても怖い夢を見た。 忘れてしまうのが夢の常なので、もう細かい事はほとんど忘れてしまっているが、ざっと【バンブーを営業できなくなる】という夢をみて、うなされるように今、目覚めた。隣では妻がスヤスヤ眠っている。 なんとか営業を再開するために東奔西走しているのに、色んな障害が立ちはだかってくる。怒っている前店舗の大家さんとか、なぜか親に借金を頼み込んでいる自分もいた。 夢だと分かった瞬間、心の底から

        • クライミングジムの動線設計

          この土曜日はいつもの週末ほどじゃないけど、なかなかの賑わいを見せ、楽しい時間を過ごさせてもらうことができた。 週末はごった返す事が多いけど、280平米という有限のスペースを効率的に使って、クライマーにも、保護者にも、初めて体験する子供たちにも、安全で楽しい時間を過ごしていたくて、店内の動線も実はめちゃくちゃ考えていて、常に改善の余地はないかと頭を働かせている。 (そもそものウォールの角度やその配置、メインウォールのバルジが中央に来ているのも、意図があります。通常バルジはコ

        15分の面会

          持続化給付金の使い道

          つい先日のことだが、5月の売上が一昨年の5月の売上の半分を下回ったので、持続化給付金の応募条件に該当したので、 6月1日に申請をした。仮に不備があったりして、給付が流れないか不安もありつつも、6月20日頃に給付金が通帳に振り込まれていた。 昨年ではなく、一昨年の売上と比べている理由は、給付額が (年間の売上)-(50%以上減少した月の売上)×12=給付額(個人事業主は上限100万円)なので、 店舗が全焼して年間の売上が少なかった昨年ではもらえる給付額が少なくなる為だった

          持続化給付金の使い道

          休業の前夜

          昨日は臨時休業前の最後の営業日だった。 お盆や年末年始、どんな強烈な台風の時も、必ずといっていいほど、定休日の月曜しか休まず店を開けてきた。 それは今までは数日間、店を休めるような経営的なゆとりがなかったこともあるけど、何よりお店を開けていることが楽しく、毎日顔を会わすような常連でさえ、会うのがいつだって新鮮に感じるからだ そんな自分は、(周りから批判されようが)コロナが猛威を奮っているのご時世でも営業していくつもりだったが、一昨日に三重県でも休業補償があることが確定し

          休業の前夜

          明後日が見えないコロナに向けて

          いつも、何か辛いこと・悩んでること・モヤモヤする事があったときは、真夜中に走りにいくことが多かった。寝る前に走る事は体に良くないと言われているが、僕の中では、気持ちも体もスッキリするし、走っている最中に、その時々の課題を切り開くアイデアがわいてくるので、そんな一般論はお構い無しだ。 学生時代から自覚しているストレス解消法で、今日もコロナの影響で売上が激減している現状や、この先に対する不安があるから、無になりたくて今夜も走りにいった。 深夜の音のない住宅街に、自分のリズミカ

          明後日が見えないコロナに向けて

          出会うべきタイミング

          「もっと早くにクライミングに出会えていたら良かった」「子供の頃にクライミングに出会いたかった。」 どこのジムの、どんなクライマーでも思う、"クライミングあるある"の不動の一つだと思う。 しかしながら、僕は強がりでもなんでもなく、この種の感情を抱いたことはなくて、なんなら大人になってからクライミングに出会えて本当に良かったと思っている。 大人になって色んな事を経験してるからこそ、クライミングが持つ素晴らしさや魅力を、過去の経験と相対的に比較することができる。もちろん相対的

          出会うべきタイミング

          二月・三月の売上

          コロナの影響が自分の店にも表れ始めているのか、咋対比が2倍近かった絶好調の二月の売上に比べて、3月の前半戦は苦しい戦いを強いられている。 クライミングジムなんて、スポーツジムとほぼ一緒だから、コロナを怖がって、新規が減少するのも当然である。 しかし、さほど心配はしていなくて、なんなら盛者必衰が世の常のなかでも、自分のお店は、僕が死ぬまで続いていくんだろう、という安心感がある。 火災があった当日、僕は自分のSNSで、【僕は自分の心の強さに全幅の信頼を置いている。どんな困難

          二月・三月の売上

          能動的な生き方が出来るコに

          昨日は激強クライマーの遠征から、子どもの体験まで幅広い層があり、とても充実した1日を与えてもらった。習い事としてクライミングを続けてくれそうな、素直で明るく、体操教室出身でセンスが出来上がってる女の子との出会いもあった。 その女の子はオープンからラストまでの7時間遊んでいたけど、まだ遊び足りない感じだった。月会員になりたいと言ってくれたけど、親御さんには、回数券をお勧めして、購入していただいた。 子どもも大人も最初から月会員になることは全くお勧めしていなくて、むしろ月会員

          能動的な生き方が出来るコに

          淘汰される時代に

          当店は、自動車販売会社の跡地を使っているので、車の整備スペースだった場所をメインウォールに、受付だったスペースをそのまま受付やキッズウォールに使い、大きく2つに分ける事ができる。メインウォールのある方は「CAMP」、キッズウォールのある入り口は「cafe」をテーマにディスプレイしていて、妻とはその呼び名で、会話をしている。 CAMPの方は、わりと良いチェアや、コットを使っていて、go out好きなお洒落な方などに、チェアの銘柄や見せ方に、とても反応してくださる。いっそ、アウ

          淘汰される時代に

          バンブーボルダリング前駅の誕生にむけて

          一週間前のことになりますが、出勤前の時間を利用して、伊賀鉄道・茅町駅の除幕式にこっそりと参加してきました。茅町駅が、上野ガスさんとのネーミングライツ契約(命名権契約)で、「ライフラインの上野ガス」が副駅名となりました。 ネーミングライツ契約すると、除幕式もあり、市長や駅長、多数のメディアも参加されるということで、どのような規模か目で確認したかったのです。 伊賀鉄道・比土駅を「バンブーボルダリング駅前」などとネーミングライツ契約することのメリット・デメリットをいくつも考えて

          バンブーボルダリング前駅の誕生にむけて

          冬場の売上

          2016年の4月に前店舗をオープンする際に、知り合いのジムオーナーに「売上と気温は比例する」と聞いていた。火災が起きるまでの2019年4月までの3年間は、ほとんどその言葉通り、山型の売上曲線を描いた。 なので、例年12~2月は売上が一番落ち込む時期だったので、気温や気候に関係なく売上・集客が安定するシステムや拡散方法をずっと模索しては実践し、少しずつ変化をしてきた。 ようやく色んな改革の手応えが形になって表れて来た感じがあって、今年の1月の売上は過去3年間の1月の中でも一

          冬場の売上

          indo board

          最近、インスタグラムの投稿で、有名なクライミングジムがindo boardを導入しているのを知った。 サーフィンやスノボ・スケボーを彷彿とさせるバランストレーニングの器具で、一目で「面白そう」「自分もやってみたい」って思ったが、調べて見ると、正規品は2万円前後もするそうだ。 有効なものかどうか分からないものに2万円を出すのは博打だったので、使ってなかった筋膜ローラーのボコボコの部分だけをカットして、中の芯だけ取り除いて、その上に壁たてで余った 18mmのコンパネの端材を載

          習い事としてのクライミング

          移転してからというもの、あれだけ多かった、習い事の1つとしてクライミングを選んでくれていたバンブーキッズたちも、わずか数名になってしまいました。 大人はやる気さえあれば、クライミングをどこでだって続けられると思いますが、子供は環境の変化で白くも黒くもなるので、今回の火災・移転で辞めてしまうことはまったく不思議ではないと思っています。 バンブーが前店舗から車で20分離れたところに移転したのだから、親御さんも送迎に1時間弱かかってしまうのは、とても負担だとも思います。 友達

          習い事としてのクライミング

          前店舗のビジターにむけ発信

          昨日は、地元新聞「YOU」さんに、火災復帰についての取材をしていただきました。 こないだもnoteに少し書かせてもらった内容になるのですが、今年は火災によって得られた関心・共感があるうちに、それを利用して飛躍に繋げたいと思っています。今回の取材も、自分で記者さんに持ち込んだ内容になり「確かにストーリー性がありますよね」と共感をいただき、実現したものでした。 ちなみに今の僕にとっての飛躍とは、安定した最低限の生活をしつつ、毎月のようにホールドを買ったり、セッターを呼べる事を

          前店舗のビジターにむけ発信