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ことばを身に付け、世界を広げるということ【旅育】

こんにちは、
旅好きな二児の母、Banana310です。

以前、私が家族旅行を好むワケの1つとして
「旅育」を述べました。

子ども達が旅行での体験を「言語化」することは旅育の一つと考えています。

言語を育て、思考を育てる。

この信念をもとに
現時点の私の持論を展開します。
駄文ですが、お付き合い頂けると幸いです。


ことばを身に付けるということ

学生時代、小児言語発達の実習に臨んだ際に
現場の先生から
「子どもの言葉は体験を通して育つ」
と、教えて頂く機会がありました。
だから、遊びをたくさん体験させるのだ、と。

その当時は知識として理解をしていました。

二児の母となった今は日々の生活の中で、
子どもの言葉は体験を通して育つ」ことを
実感している真っ只中です。

もう一つ、感じていることがあります。

子どもはことばを身に付ける」ということ。

「覚える」でも「学ぶ」でもなく、
「身に付ける」という表現がしっくりきます。

生活の中で何度も繰り返す場面の中で、
そこで使われることばを、
聞いて・覚えて・真似してみる。

今度は子どもが自分から
ことばを同じような場面で、
発して・使ってみるようになる。

日本語としては間違いだらけですが、
子どもたちが場面に応じた
「ことばを身に付けて」いると感じます。
(言語学でいう語用論から獲得している印象です。)

生活の中で様々な場面に出くわすので
その体験を通じて、
多種多様なことばを身に付けるチャンスが
たくさんあるのですね。

母語の獲得同様、外国語を身に付けるには、
その国で生活をすることが手っ取り早いのでしょう。

言葉を身に付けること、言葉に実を付けること

子どもたちは五感を使った体験すると、
ことばに実感が伴います。

例えば……
雪ということば1つに、
雪に触れることで、
・冷たい
・白いようで透明
・サラサラしてる
・すぐ溶けちゃう
・空から降ってくる
・時間が経つと硬くなる など
たくさんの体験が伴います。

そこから、
・粉雪
・ぼた雪
・べちゃべちゃ雪
雪を表すことばが増えていきます。

つっめたーい雪 と、つめたい雪 では
発されることばのニュアンスが違いますね。

同様に、
粉雪 と ぼた雪 では
ことばから連想する降雪の様子が違います。

体験と実感を伴ったことばは、
表現に幅を持たせてくれると思います。
言葉に実がついたように

実感が伴った言葉には、説得力が加わると思います。
国会答弁等を見ていると明らかですよね。苦笑

自分の言葉で話しているのか、
他人の言葉を借りて話しているのか。

そのため、普段の生活に加えて旅行先では
特に「実体験」を大事にしています。
子どもたちの言葉が育つお手伝いをするために。

体験するだけではもったいない

わが家は年数回、家族旅行をしたあとに
「振り返り」をします。

写真好きな夫が撮ってくれた写真を
テレビやパソコン画面に映し出し、
あーでもない、こーでもない、と
他愛無いお喋りタイム。

他愛ないお喋りですが、
・いつ・どこで・だれが・何をして
・その時どう思ったか・何を考えたか
・なぜ、そうなったのか 
いわゆる5W1Hを、私は意識します。

写真を使って「振り返り」、
子どもたちは旅行先で体験したことを
追体験することができます。

追体験しつつ、ことばで整理することは、
子どもが体験を言語化する手助けになります

写真や絵本の力を借りて

長女は小学生となり、
旅行先で見た・知った・体験したことを
自分達の写っている写真だけではなく
本の内容と結びつけられるようになりました。
あるいは、テレビで見聞きした内容と。

そこで、親としては一工夫。

旅行先のパンフレットを写真と一緒に
アルバムに挟んで置いたり、

子ども向け名古屋城パンフ

図書館から旅行に関する本を
借りてきたり。

3歳次女もハマった新幹線の絵本
細やかな地理描写に大人が夢中になります!
(後に購入)

本屋さんで地理に関する本を購入して
一緒に読んだり。

写真が多く、非常に見やすい、分かりやすい。
さすが「るるぶ」!

体験(旅行)を通じて、
言語をスクスク育てていきたいところです。

おわりに

「体験の言語化」により言語を育てる。

言語は思考に結び付くので
子どもの世界(思考)が広がっていく。

子どもの世界が広がっていくお手伝いがしたい。

そのため、私は
今後も試行錯誤を続けていきます。

ここまでお読みくださり、
ありがとうございました😆



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