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ねこを轢いちゃったあたしのそりゃあもう大騒ぎのなが~い一日

もう、ず〜っと前の話

夜7時頃 近所を車で走っていた。

秋の夜7時じゃ、もうだいぶ暗い。

けっこう 狭い道で (っていったって車がすれちがえるだけの幅はある)

走ってて ちょっと コン!  みたいな音がした 。

でも、なにかに、ぶつかったような衝撃はなかったんで

そのままちょっと走ってみたけど。なんか気になる 。

Uターンして戻ってみた。

そしたら 道の真ん中にねこが横たわってた 。

ああ、どうしよう・・ でも、もうぐったりしてる・・。

すぐ近くの獣医さんとこに連れて行かなきゃ。

どうやって車に乗せよう・・・。

猫ちゃんを前にオロオロしていると、ちょうどその道の前の家から出てきた女性。

どうしました?

「猫を轢いてしまったんです。

今から動物病院に連れて行くんですけど、あまり動かさない方がいいのか

どうやって車に乗せようかと思って」

と言ったら

「あ、じゃ、ちょっと待ってて」と言って

家の中からバスケットを持ってきてくれて

「これ、もう古くて使ってなかったんだけど、これにそっと寝かせて連れて行ったら?」

と言ってくれた。 

ありがとうございます。

そのバスケットにねこをそっと寝かせて車で連れて行った。

近くの動物病院

若い男の獣医さんがいた。

あれ?ここの先生ってこんな若かったっけ?

猫ちゃんは診察台にのせられてもぐったりしてる

先生が心臓マッサージとかしてる・・・もう だめかも 。

「今、ここの先生は獣医師会の集りででかけてるんです」 ・・(じゃ、あんた だれ?)

「私は 助手です。今日は大きな処置とかはできないのですが」


先生?助手? (ま。いいや どっちでも)がなんか注射とか打って

「一応今夜は、様子をみますが。明日までもつかどうか・・ 。

私は 今日はこれで帰りますが明日の朝 こちらに連絡を入れてみてください 」

(えっ?なんて?・・・帰るって言った?・・・?今 💢」

じゃあ。様子をみてくれるのは、誰よ・・・他の入院動物か?)

ねこを預けて家に帰ったけど  もう、なんにも手につかない 。

あ〜。もし、死んじゃったら あたしのせいだ。

なんてかわいそうなことをしちゃったんだろ(あ〜。どうしよう )

まだ、若そうなねこだったのに (どうしよう。どうしよう)

生きてれば、いいこともあったろうに( ゴメンナサイ。ゴメンナサイ )

ごみ袋とかあさって掘り出し物とかもみつけられたかもしれないのに・・。

あ〜。神様 どうか助けてあげてください。

けっきょく 朝まで一睡もできなかった。

はやく朝がきてくれるのだけを願った。

朝になって病院が開く頃を待って電話してみた。

・・・もう、ドキドキ ハラハラ。

・・ そしたら

「大丈夫ですよ。今日は、朝から元気で。ごはんもちゃんとたべてますし」

あ〜よかった・・でも、ちゃんと元気な顔を見るまでは、安心できない 。

「外来の診察が終る12:30頃にでも来てみてください 」 って言われたんで、それまで待ってでかけた。

きのうのねこちゃんは、びっくりするほど元気だった 。

もっとビックリしたのは、きのうの先生が一晩明けたらおじいさんになってたことだ。

いや、ここの先生だわ。

うしろからきのうの先生(助手さん?)が出てきた。

なんだ…。

玉手箱でも開けちゃったのかと思ったわ(笑)

きっと車の下に入り込んだことでショック状態になっていたかもしれないですね。

外傷はないけど、一応念のためにレントゲン撮ってみましょうか? って言って

診察台にのせられたとたん

暴れて先生を引っ掻いてそのまま診察室を逃げまわった。

「 まぁ。のら猫ですからねえ・・きっと人に触られるのがいやなんでしょう。

でも、それだけ 元気になったってことでしょう あはは。。(~_~メ)  」

(せんせ・・顔 こわい・・・。)

けっきょく 先生がどっからか 網持ってきて 捕獲した。

レントゲンも撮ってもらったが、とくに異常は無かった。

そのまま、病院の前にある公園で放してくれることになった。

きっと、今までいたところに戻って行きますよ・・・って

あ〜よかった・・・ほんとに。。助かって・・・ほっとした・・ 。

よかった 生きてて。ケガもなくて。

一週間くらいして、現場の近くに戻ってきたあの子を発見した 。

背中の模様が牛柄なんで間違えようもない(笑)

そのかわいい顔に似合わず「ゔわ~お」みたいな野太い声で泣く(笑)

この辺は、のら猫がたくさんいて、どうも あたしが轢いちゃった場所は

小さな路地から 道路を横断してその前の家(のらねこにごはんをあげてるらしい)に行く

通り道になってるらしい。

きっと、車の下にうまく潜り込んだから、死ななくてすんだんだろう・・。

バスケットを持ってきてくれたお家には同じようなバスケットを買って来て

借りてた古いバスケットもキレイに洗って、一緒にお返しした。

とりあえず、これで安心した。

今夜はゆっくり眠れそうだ。

( -.-) =зフウー


だいたいなぁ‼️

道路を横断するときは、手あげて 右ひだり ちゃん と見てから渡るって

教わっただろ・・学校で💢

今度やったら・・・・言うぞ‼️・・先生に(笑)

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