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9/1 雇用統計に大注目!

あいさつ
兼業トレーダーのBancilです。いつもご覧いただきありがとうございます。投資5年目/テクニカル4割/ファンダ6割/兼業トレーダー/ファンダを勉強中でnoteはアウトプットの場として活用中❕

ファンダメンタルズ

昨日の値動き

SP500↘️NASDAQ↗️US2Y↘️US10Y↘️USD➡️
JPY⬆️EUR⬇️GBP↘️AUD➡️NZD➡️CAD↗️OIL↗️

株式市場:SP500は週明けから上昇していましたが昨日は下落しました。今日から新しい月に入り、8月とは異なる流れになるかもしれません。8月の月足は半年ぶりの陰線ですが、下髭長めでした。NASDAQもSP500同様に半年ぶりの陰線で、下髭長めで8月を終えています。雇用の鈍化が示された事で下髭長めになったのでは無いかと思います。

国債市場:イギリスとユーロ圏の国債が買われていたのでアメリカも買いでスタートするも、買いが続きませんでした。2年債利回り(金利)は日足で陰線となり、安値を切り上げて8月を終えました。10年債の日足は安値を更新して引けています。

為替市場:ユーロ圏でスタグフレーション懸念が広がり、ユーロが大幅安になっています。ドルはまちまちで円が1番買われたのでクロス円は全て下落し、中でもユーロ円は1日で1.2%も下落しました。月足が確定し、今日から新しいフローが入ってきます。8月のドルは強めでしたが、雇用の鈍化を受けて9月はどのように推移していくのか注目です。

原油市場:ロシアがさらなる原産に踏み切るとして大きく買われました。原油は6営業日連続で上昇しており、1バレル83ドル台まで回復しています。


欧州消費者物価指数

 先月の欧州CPIコアは予想よりも高く、スペインやドイツのインフレ率が加速している事が発表されていました。昨日はフランスのインフレ率も加速している事が欧州のCPI前に発表されました。欧州CPIの結果は以下のとおりです。

前年同月比
総合 前回5.3% 予想5.1% 結果5.3%
コア 前回5.5% 予想5.3% 結果5.3%

 結果を受けてマーケットは株安、金利低下、ユーロ安になっています。日通しユーロ売りでしたが、さらに拍車をかける形になっています。

 欧州の政策金利は4.25%で9月に利上げをするのか注目されていますが、スタグフレーション懸念などもあって難しい状況が続きます。ホルツマン総裁はあと1、2回の利上げを匂わせています。9月は据え置きして、10月に利上げをするといったパターンも考えられたりしますが、利上げサイクルの終盤に差し掛かっている事は間違いないので、ファンダだけで取引するのは難しい通貨(ユーロ)です。


PCEデフレーター

 インフレ圧力を測る上でPCEも注目されていますが、総合もコアも予想一致の結果になりました。7月はガソリン価格の高騰から下げ渋る展開でした。結果は以下のとおりです。

前年同月比
総合 前回3.0% 予想3.3% 結果3.3%
コア 前回4.1% 予想4.2% 結果4.2%

 結果を受けてマーケットは株安、金利上昇、ドル高に振れました。同時刻には新規失業保険も発表され、こちらも底堅さが示された為、利上げ観測が再燃し、リスクオフになっています。

 今回の発表は個人消費の底堅さが示されたので、リスクオフになりましたが、限定的では無いのかなと個人的には思っています。ただし、個人消費の強さはインフレに直結するので、FRBメンバーにとって懸念材料になりそうです。こういった事も加味して発言してくると思うのでタカ派な発言には注意していきたいです。


新規失業保険申請件数

 注目度こそ低いものの、個人的に雇用関連の指標なので注目しています。新規失業保険は予想よりも上に行けば、失業者が出ているので経済が悪化してると見れますが、今回は予想よりも下振れた事で失業悪化はまだ先だと捉えられています。結果は以下のとおりです。

申請件数 前回23.0万件(修正23.2万件) 予想23.5万件 結果22.8万件

 結果を受けてマーケットはリスクオフになりました。同時刻にメインだったPCEの発表があったので、リスクオフに拍車をかける形になりました。

 雇用関連の指標で大注目なのは今日の雇用統計です。今週発表されたJOLTS求人、ADP雇用、新規失業保険が全て悪化してても、雇用統計で底堅さが示されれば、一気にリスクオフになります。こればっかりは発表を受けてからでは無いと分からないので、今日はポジションを持たずに静観していた方が良さそうです。


月が変わったので新しいフローに注意するのと、雇用統計やISMに注目です。来週は仕事も落ち着くと思うので、ここ何週間か端折っている注目の通貨ペアなども書いていければと思います。

9/1 Fed Watch
雇用統計やISM前の大口金利予想

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