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嫌いだった熱狂的ファンの話

だいたいの過去バンドは自分がリーダー的な立場でやってたんですが、一番人気があり長く続いたバンドは、年齢的にも下で、自分が後加入という事もあり少し発言力が弱かったっていうのもあり、不満を口にしづらいというものがありました。

先日も書いた記事がありますが、バンドはライブ本編以外でも「バンドマン」で居続けないといけないという事があります。
「バンドマン」で居続けないといけない時間
こちらでは打ち上げの話なんかを書きましたが、打ち上げに入ってくる空気の読めないお客さんよりももっと頻繁におこる話を。

新規のお客さんを繋ぐのを妨害する行為

インディーズバンドは、バンドマンは自分の出番まではフロアにいたり、終わってから物販に出てきたりもしますので、ファンと触れ合えます。
それがインディーズバンドのライブのメリットだったりするのです。
どんな相手でも「楽しかった!」って言われたら嫌な気はしないもんです。嬉しいしモチベーションアップに繋がるんです。

ですが、転換のたびに物販席の前で物販担当のメンバーと話し込む人は嫌いだった。そいつが話してることによって、他のお客さん(特に「初めて見てちょっと気になるかな」ぐらいの人)からすると、話を割って入ることになるので物販席に行けないことになる。
これは、その場の物販の売上の可能性のほかに、継続してまたライブに来てくれる固定客の可能性と、継続して新しいグッズを買ってくれるかもしれない可能性を潰している事になる。

たまたま…ついつい…そんな感じで夢中で話す人もいるけれど、何度も「ほかの人もいるからちょっと横へ逸れて」と注意を受ける奴は営業妨害であると理解してほしかった。

物販でCDを買って、少し会話して…そこから次のライブにいってファンになるって経験ありませんか?
あれを塞いでるんです。

ライブハウス・イベント主催からバンドが嫌われてしまうファンの行動

そして、一番嫌な客の行動は、ライブイベント自体が終わり「もう終わりです」とスタッフが言ってるのにライブハウスから出ていかない人。
これはもう意味が分からない。

飲食店でみんな食べ終わってて「蛍の光」が流れて「本日はもう終わりです」と案内してるのに居座られる…そんな奴は迷惑だと分るでしょう?
ライブハウスの人も困るし、そんな人が自分のバンドのTシャツを着てたりするとたまったものじゃない。
「あそこのバンドの客が居座る」「迷惑だ」「早く追い出してくれよ」
そういうライブハウススタッフの心の声が聞こえてくるんです。

オープン時間から本番までの間。そしてチケット代の全ての価値ともいえるライブ本編。終わってからフロアでの交流。
「終わりです」と言われるまでにこれだけの時間がある。
それなのに名残惜しいというのも…。気持ちはわかります!だけどそれ以上何をどこまで求めてるんでしょうか?

これにより、ライブハウスやイベンターから「あそこはお客さんも呼ぶしいいライブをするけど、客の質が悪いしなぁ…もう呼ばないでおこう」なんて言われたりします。
ぼくの創作でも妄想でもありません。何人にも、何回も異口同音に言われた言葉です。

少しでも一緒にいたいと思う自分の欲望がバンドを窮地に立たせます。客観視をもって、自分の行動がバンドを苦しめる事の無いようにしましょう。

こういった行動に身に覚えがある方は注意、改善したはうがいいと思います。
あなたが好きで応援してるバンドマンが、清算の時にライブハウス側からチクチク言われているかもしれません。