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『まんがで読破 学問のすすめ』

まんがで読破シリーズが
Kindle unlimitedで読み放題になっていたため、
早速気になる作品を読んでみることにしました。

このように純文学、歴史文学に触れようと思ったきっかけは、こちらの記事でも書きましたが、

『20歳の自分に伝えたい知的生活のすすめ』

という本を読んだことがきっかけでした。

そしてまんがで読破シリーズの中でも、
学問のすすめを読もうと思ったきっかけは、

こちらの記事を読んだことがきっかけです。

present onlineの中で、この本が紹介されていて、是非読みたいと思うようになったのです。

そもそも、私が『学問のすすめ』と出会ったのは高校生の時でした。

その時は大大大の読書嫌いだったのですが、

国語の先生に進められて読んでみたいと思い、
頑張って読んではみたものの、

案の定、内容を全然理解できませんでした。

その時の苦い記憶があったため、この歳になるまで再読には至らなかったのですが、
この記事を読むと、もう一度読んでみたくなりました。

そろそろお札が変わり、福沢諭吉さんとの関わりも少なくなってしまうと考えると、今読まなければならないと言う気持ちになったのです。


読んでみて思ったことは、学び続けることは無限の可能性を秘めていると同時に、それに伴う行動力がなければ夜を動かすことができないと感じました。

諭吉は蘭学を学ぶことで、身分制度の柵から自分の道を切り開いて行きました。

しかし、開国によって日本で生活する外国人とは、オランダ語でのコミュニケーションができないという現実を知ります。

その後は他の人が挫折していく中、英語を熱心に学ぶことを続けた結果、様々なチャンスを得ることになります。

諭吉は遣欧使節団としてヨーロッパ各国へ渡航する機会を得て、『西洋事情』を出版しました。

国内で攘夷派、開国派、さらには新政府軍、幕府軍など争いが続く中、諭吉は学ぶこと、知ることの可能性を信じ続け、遂に『学問のすすめ』を出版しました。

『学問のすすめ』では、

自由とはなにか、学問とはなにか、
生きていく上で大切なことはなにか、

などが書かれていて、現代の自己啓発本のような役割を果たしていたのではないかと思います。

言い換えれば、現代の自己啓発本を読まずとも、この『学問のすすめ』さえ読んでいればいいのではないかという結論に至りました。

身分制度が廃止された現代とはいえ、格差社会に苦しむ人々がいる現状、誰でも学ぶことでチャンスが得られる可能性を指し示してくれるような本です。

まんがで読破シリーズは、読み放題できるうちにどんどん読んで、noteでも紹介していきます✨


読んでくださりありがとうございました✨


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