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建築界隈VR初心者のための『VRChatワールド作成案内』(2)

VR体験ってなに?

バーチャル建築家の番匠カンナだよ〜

前回はこの連載の目的や対象を書いたけど、そもそも「空間をVRで体験する」ってどういうことか、VRに慣れてないとわからないよね
全く体験したことない人はそれでいいんだけど、スマホVRとかOculus GOとかのいわゆる「3DoF」だけ体験したことある人は、それがVRの全てだと勘違いしないよう注意が必要だよ!

私の言っているVR体験は「360度どっち見ても視聴できる画像や動画を独りで観賞すること」じゃ全然なくて、「ほんとうにそこにある空間の中を歩いて走って、そこで出会った人と喋ったりふざけあったりする体験」のこと!

そんな空間を、建物の3Dモデリングさえできれば、建築界隈のひとは誰でも手軽に作れる時代になっているよ

…と、どんなに言葉で書いてもVRは実際に体験しないとわからないってのが紛れもない真実なんだけど、この連載の目的がわかりやすいように、私がつくった最終成果物を先に紹介するね!(2Dの動画だから、VRの体験はできないけど)

建築×VRでこんなことができるよ

まずはこれ見て!

はい、ここでやってるのは、建築の授業だね!

長いから飛ばしていいよ、大事なのは8:00〜から先だから
で、ただのスライドだと思ってたら本物に行けちゃうんだよね! しかもこれ実際には建たなかった18世紀のアンビルト建築だから、私がこの建物を体験した人類初のひとということになるよ?(ドヤ顔)

で、次は同じ建物を美術館として生まれ変わらせて、内覧会をやった時のまとめ映像だよ〜 2回やって合計50人近くが来てくれた感じ

VR初心者の方にわかってほしいのは、この動画の中で動いている人たちは、CGアニメとかそういうのじゃなくて、その瞬間その人の視点でこの世界を体験している正真正銘の人だということだよ!
この動画はPVだから音楽かぶせちゃってるけど、実際は空間の感想を話し合ったり、改善点を教えてもらったり、みんなと喋ってるよ〜

ということはこれ、内覧会に限らず、ここで鬼ごっこをしてもいいし、演劇をしてもいいし、何をしてもいいよね
……つまりこれってもう実在する空間だし、社会できてるよね?

これがVRだよ〜!!!!!!!

そして繰り返すけど、


3Dモデリングできる人は誰でもこの空間と社会をつくれるよ〜!


あっ、というか…

今重大なことに気づいたけど、この記事でVR界隈に初めて触れる人は、上の動画見た時に真っ先にこう思うよね

声、男かよ…

うん、そう で?(威圧)

見た目と声が一致しないことなんて、VR界隈ではもはや誰もツッコミすらしないほど一般化してるし、それに私も女声に変わることもあれば男声のときもある
見た目だって男でも女でも動物でもロボでも果物でも球体でもなんでもいいし、いつでも変えられる

それがVR社会の基本だよ〜

というわけで、次回はVR空間における自分自身=アバターの話をちょっとやって、それが終わったら次々回から技術的な話、今回紹介したアンビルト建築をVRChatで公開するまでをやるよ〜

お楽しみに!

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