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グリーンピース・ボランティア勉強会「ファッション×環境問題について一緒に学ぼう」に参加して

みなさん、ファッション業界が環境に深刻な影響を与えていることを知っていますか?

私も少し前までこのことを知らなかったのですが、"The story of plastic"を見てから、多くの衣類がプラスチックごみと同様に捨てられ、途上国にその処分を押し付けられていることを知ってから、洋服は買いすぎず、大切に長く着たい、と思うようになりました。

また、ポリエステル、ポリウレタンなどの合成繊維は石油からできたプラスチックの一種であり、製造過程やごみとして捨てられたときに環境を汚染することを知り、できるだけ綿やウールなどの自然素材の服を買いたいと思うようになりました。

今回の勉強会では、衣類の問題はそれだけではなく、ファッション業界の問題が改善されなければ地球全体の環境問題の改善は不可能だということがわかりました。

日本だけで10億着以上が新品のまま廃棄されている


2000年代からファストファッションが流行し、衣類が使い捨てされる時代になりました。
各業界別の温室効果ガス排出量は、アパレル・フットウェア関連で、全体の8%を占めるそうです。この数値は、多くの燃料を使う航空業界より多い数値です。
また、日本は衣類の97.7%を輸入に頼っているので、輸送に多くのCO2を排出していることになります。
日本は、わざわざエネルギーをかけて衣類を運び、ゴミにしている、、、これはフードロスの問題と同じです。

製造過程で大量の水が使われ、有害物質が流されている

Tシャツ 1着 2,700ℓ
ジーンズ 1本 10,000ℓ
の水が製造過程で使われるそうです。

大量の衣類を製造している途上国では、有害化学物質が川に流され、健康被害が相次ぎました。川の色で次のトレンドの色が分かるほどでした。
これについてグリーンピースが調査し、デトックスキャンペーンを行いました。それに応じて、Puma、Zara、H&M、ファーストリテイリング(ユニクロ)がデトックス宣言し、改善の動きがみられました。そこから国としての取り組みも始まりました。

これからは服をどう買う?どう着る?

これらのことから、製造・輸送・廃棄の過程で大量の温室効果ガスを排出し、途上国の環境を汚染していることが分かりました。

衣類を大切に長く使うことで、大量生産・大量消費にブレーキをかけることが必要です。耐久性があり、修理やリユースできるデザインのものを選び、長年愛用する。そして、寿命を終えたら完全リサイクルされると良いでしょう。
サステイナブルな取組みをしているファッションブランドもあります。

本来のブランドで売れなくなってしまった服を、ブランド名を出さずに販売する事で廃棄せずに活用する取組みも。

一人一人の選択が、企業を動かしていきます。
値段が高くても良質なもの選び、大切に使いたいですね。そして出来れば作られ方も調べて買いたいものです。
私が大切に使っているものをいくつかご紹介します。

私が高校生の時使っていたマフラー(左)、幼児期に使っていたマフラー(右)。娘たちが使っている。
私の祖母が縫った着物、成人式の髪飾り、若い時の浴衣の帯で娘の七五三

最後に、環境省のサステナブルファッションのサイトをご紹介します。とてもよくまとまっているので是非参考にしてください!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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