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えねーちけーアーカイブス #114 ノギス

 ながちろのオンライン作品を掘り出して再利用しようというNながしろさんH恥のK掻き捨てアーカイブス。第114回は「ノギス」。

 たまにこういうテイストのものが書きたくなる。誰かの日常をなぞったような。別に内容に飛躍もなく、出来事を丁寧に綴る、みたいな。

 いわゆる「私小説」ないしは「純文学」というのは読みのモードの問題なんじゃないかというのは前から云われていた気がするのだけれど、※誰に?書き手側のモードとしての「純文学」というのがあるんだよなあ、というのがわかる。本当に、不定期に内省的になる。

 ただ「不定期に内省的になる」とは書いたものの、どこかにネタになりそうな感情の動きがないかを常に嗅ぎ回っている状態においては、喜怒哀楽を見つけ次第すぐに調理して出している状態なので、まあ哀の感情に行き合うこともあるだろうよ、と割り切ることも可能ではある。
 そういう意味では「ネタの出し惜しみしない」というスタンスは根付いているのだなあ。

 あとノギスって面白いんだよな。非日常のかたちをしている。精度が必要とされる道具なのに100均でおろそかに売られている……

みなさんのおかげでまいばすのちくわや食パンに30%OFFのシールが付いているかいないかを気にせずに生きていくことができるかもしれません。よろしくお願いいたします。