114クロシジミ

クロシジミは平地から山地の草原などに生息します。
年に一回の発生で、7月から8月頃です。
かつては関東の平地でも多く生息していたようですが、現在はかなり遠くまで行かないと観察できません。
標高の高い草原でも生息は局所的で、数カ所でしか観察したことがありません。
クロオオアリの巣へ運ばれて共生する珍しい生態です。
クロオオアリが生息する草地のススキなどで観察する機会が多いです。
ススキに静止する少し白化した雌です。

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シジミチョウの中では大きい方で見応えあります。
雄は前翅の先端が尖っています。

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雌でもこの雄と同じくらいの色調の個体が通常で、吸蜜する雌です。

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こちらは雌雄は微妙ですが、撮影した中で一番白化した個体です。

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翅表は雌しか撮影できていません。
雌はほぼ黒い翅表です。

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雄の紫の翅表、各種の生態も撮影したいのですが、遠いので数年に一回程度の撮影では難しいかもしれません。

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