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ちいさな読書三昧

本を選ぶ

わたしは本を読みます。色々なジャンルの本を。
一度に何冊もの本を、並行して読むと言う人があります。

器用だな、と思います。

わたしは一度に一冊ずつ読んでゆきます。

だいたい、ひとりの作家の作品を集中して読んでいます。

その作家の作品群が終わりかけると、本の後ろの方に掲載された、
他の作家の作品を目当てに立ち読みします。

最初の一頁、二頁を読み、ことばのリズムを確かめます。
この時点でアウトになる本が、およそ五冊に二冊。

次に、適当に選んだ中ほどの一頁と、後半の一頁に目を通します。

ホームインした作家が、次の試合に出場します。


出会いのひろがり

自分で本を購入するようになるのは、高校入学後。

中学では年間百冊、映画百本を目標にしていました。
図書室の本を読み漁りました。

学年が10クラスを超えるマンモス中学でしたから、
図書室もそれなりに蔵書がありました。

ここに、
嫌いだった国語の授業を、
楽しいものに変えてくれた
荒川秀基先生との出会いがありました。

先生から星新一を紹介され、
SFも読み始めます。

星新一が面白くて、
フレデリック・ブラウンに出会い、
押川春浪を知ります。

教室で読んでるわたしに
E・E・スミスを勧める友ができ、
彼の勧めでハインライン、
アシモフなどに広がっていきます。

高校に入ると、図書室の本を借りることが少なくなり、高校最寄りの本屋二軒に通い始めます。

この頃、早川ノベルスから
早川SF文庫が創刊され
拍車がかかり
SFマガジンがさらに
世界を広げました。

ホームズ、ルパンは
推理小説の世界を広げ
コナン・ドイルが
19世紀末のヨーロッパを目の前に広げました。

頁をめくるとわたしは
別の世界、別の時間に
ワープしています。


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