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50年前のカセットテープを聴いてみた「かぐや姫」

目の届くところにある、僕の所有物でもしかしたら最古かもしれません。
かぐや姫のカセットテープ。

        かぐや姫ライブ

調べてみたら1974年9月のリリースでした。
レコードプレーヤーを買う何年も前です。
購入当時ラジカセで何回も何回も聴いていた記憶ははっきり残っています。

かぐや姫ライヴ


小学校時の夏休みに母の実家に帰省した時、少し年上の従兄が揃えたばかりのオーディオで近所の友達を呼んで集まっていました。
このかぐや姫の楽曲をかけていたところに出くわして一聴して
好きになった曲があります。
それを帰京してからも聴きたくなって
探し回って選んだのがこのライブ版テープでした。

「妹」「神田川」「22才の別れ」この3曲が聴きたくて聴きたくて。
全てが入ってるのを探したらこのライブ版だったと事を覚えています。
購入から50年。
残念ながらオリジナルのカセットケースは紛失してしまいました。
実質15年位は聴いたかな。
長い間保管状態でしたが、外見の状態も使用における小傷程度です。
久し振りに再生してみます。
テープの伸びなど無く状態は良いです。
南こうせつさんの声もしっかり本人だと
分かります。
違和感なく楽曲も聞けました。

一点気がついた事があります。
この当時はまだノイズリダクション技術が無く
ドルビー録音ではないんです。
ある意味これはこれで貴重です。
カセットテープ歴史博物館展示的価値があります。

DOLBY
ロゴが入っていません

この3曲は特に素晴らしいですねぇ。

もう何回聴いたことか。
聴き飽きても暫くすると又聴きたくなるのです。
歌詞から思い起こさせる情景が現実の体験に近いものがあり心に響きます。

神田川の
「一緒に出ようねって言ったのに、いつも私が待たされた、洗い髪が芯まで冷えて小さな石鹸かたかた鳴った」
銭湯育ちの僕にはジーンとくるものがあります。

22才の別れは
「私の誕生日に22本のろうそくを立て、一つ一つがみんな君の人生だねって言って」という歌詞。
ろうそく一本に込められた人生ってどんなんだろう?
今聴いてもぐっときます。
フォークソングは日常のありふれた一瞬を歌詞にしていて心に残ります。
現代の当たり前の一コマが当時は小さな幸せだったんだな。と昭和の時代回想が込み上げて来ます。



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