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スポットライト 世紀のスクープ

借りてきた本もひととおり読み終えて、録画していた映画を見ることにしました。

新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を、「扉をたたく人」のトム・マッカーシー監督が映画化し、第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した実録ドラマです。

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2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」が「SPOTLIGHT」と名の付いた新聞一面に、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載した。社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、緊迫感たっぷりに描き出した。(映画comより解説より抜粋)

第87回アカデミー賞受賞作「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のマイケル・キートンほか、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムスら豪華キャストが共演しています。

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「レヴェナント 蘇えりし者」「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」などの大作たちがノミネートされている中で、確かに胸を張って「地味!」と答えられる映画が作品賞を受賞した感じです。

タイトルが「スポットライト」なのは、スポットライトを浴びることのない記者たちの日常を丁寧に描いていることに対する逆説。映像も見事なまでにスターの華やかさよりも実力が勝っている俳優ばかりを集め、過度にドラマチックにならないよう細心の注意を払っています。

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地道な作業のすき間から記者たちの心の内、怒りや葛藤、仲間同士の絆、そしてスクープへの情熱が確かに伝わってきます。

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ジワジワとカッコよさが沁みてきて、伊達に作品賞を獲ってはいない、と納得できる作品でした。

原題 Spotlight 2015年 アメリカ製作 上映時間 128分

(写真は映画comフォトギャラリーよりお借りしています)」





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