【生姜焼き】を考える
定食屋の生姜焼きにハズレはない。
どこのお店で食べても「そうそう、これこれ」ってラインにある。
逆に価値観が変わるほど美味しい生姜焼きに出会ったこともないが、
私が生姜焼きに求めるのは「そうそう、これこれ」である。
家庭で作ってもそのレベルをキープできるのは嬉しい。
以前書いた記事の私が思う「料理の概念」と早速矛盾してしまうが、
あまり考えずちゃっちゃと作っても美味しいものができるし、失敗しないのが生姜焼きの魅力だ。
失敗するとすれば、焦がすかしょっぱくなる(タレが詰まってしまう)くらいだろう。
タレさえしっかりしてれば(生姜が効いてれば)怖いものは何もない。
そんな安定感を誇る「豚の生姜焼き」について今回は考えます。
豚肉の種類
生姜焼きで使う豚肉は一般的に「肩ロース」だが、バラ肉でも小間切れ肉でも可能で、単純に好みでいいでしょう。
ちなみに私の好みは、肩ロースなら厚さは3mm。
バラや小間の場合は玉ねぎを加えて作ります。
粉をふるう理由
焼く前に小麦粉をふる(まぶす)理由は3つほどです。
タレを肉に絡ませるため
コーティングして水分を逃さないため
焼いた時に小麦粉の焼けた風味をプラスするため
なので私は、上記の例だと厚い肩ロースには粉をふり、薄いバラ肉の時にはふりません。
薄い肉に粉をふると小麦粉が勝ってしまい、
粉っぽくなるのと、肉本来の食感がなくなるのが理由です。
タレ
生姜焼きの場合、タレは肉に漬けこまず、
肉を焼いてから絡める程度でいいでしょう。
それではレシピを紹介しましょう。
例によって業務用の量です。
家庭なら1/10くらいでしょうか。
ミキサーがない場合は玉ねぎと人参は生姜と一緒におろしてください。
主役は生姜?
生姜焼きというぐらいですから、生姜にはこだわりたいです。
チューブの生姜でもできますが、やはり生のものをおろしたいですね。
風味が違います。
個人的には皮ごとおろし、パンチを効かせて作ることが多いです。
ポークジンジャー
最後に洋風の生姜焼き「ポークジンジャー」について解説します。
ポークジンジャーとは、豚のステーキにジンジャーソースを絡めたものです。
大きさは好みですが、ステーキですので最低限の厚みは必要です。
100g以上は欲しいですね(写真は肩「リブ」ロースの150g)
肉に粉をふり、焼き目をつけて火を通したらソースをからめます。
私は仕上げに万ネギとみじん切りの生姜も乗せて、生姜の主張を更に強めました。
上記のソースを1回50mlで使用してください。
おわりに
いかがでしたか。
私も時々無性に食べたくなる生姜焼き。
食べる時も作る時も、そこにある安心感が好きです。
そんな安心感を誇る生姜焼き、皆さんも作ってみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございます。サポートいただいたお気持ちは、今後の創作活動の糧にさせていただきます。