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いざ、愛媛へ、がんばっていきまっしょい!

1998年の映画『がんばっていきまっしょい』
監督は磯村一路、女優・田中麗奈のデビュー作でもある。
普段、映画レビューはやらない私がこの作品を取り上げたのは理由がある。


来週、愛媛旅行に行ってきます!


一泊二日の旅ではあるが、初の四国の地。今から楽しみである。
若い頃は仕事に追われ、あまり旅行に行く習慣はなかったが、年を取ってから意識して向かうようになった。
旅は準備も楽しい。その土地のことを勉強したり。
その一環でやっているのが、その土地が舞台の映画を観て気分を高めるというもの。
今回その映画に選んだのがこの『がんばっていきまっしょい』だ。

当時オンタイムでこの映画は観ていたし、その後ドラマ化もされたり、今秋劇場アニメも決まったらしいが、今回一緒に行く友にDVDを借りて、その時以来の再鑑賞となった。


70年代の空気に溢れるジャケット


舞台は1976年の四国、松山。
高校入学を控えた15才の悦子は、ある日夕方の海で、逆光にきらめくボートを見る。その美しい風景に感動した悦子は、入学しボート部に女子部がないことを知るが、あの時の思いを抑えられず、女子ボート部を作ってしまう。たった一人で......。男子に混ぜてもらい練習を始めた悦子だったが、やがて何とか4人のメンバーを揃えることができたのだが......。

あらすじ


青春映画は多々あるが、私はベタであるほど好みだったりする。
テンプレで充分、若さというエネルギーが画面に映し出されているだけで胸にきてしまう(我ながら単純)
その意味では完璧な映画だった(もちろん褒めてます)

練習帰りにお好み焼き屋で恋バナをしたり、夏の合宿で花火をしたり。
新人戦までという条件で仲間を集めるも、その新人戦で惨敗し再起をかける。
そこから登場する中嶋朋子演じるコーチもいい。今治出身、元日本代表。東京に行ったが訳ありで帰ってきたと噂になっている。
影とか過去を感じさせるあたり、『タッチ』の柏葉英二郎を彷彿させる。
そこから怪我や挫折があったり、幼馴染との恋も並行していくが、これ以上はネタバレになるので止めておく。

映像も音楽も美しく、案の定、旅への期待は高まった。
松山のソウルフード「鍋焼きうどん」が食べたくなった。
どうせなら劇中に登場した鍋焼きうどん『ことり』に行きたい。
瀬戸内の海は必ず見るが、舞台となった鴨池海岸が見たい。

そして、この映画の原作は第4回坊っちゃん文学賞の受賞作である。
松山に行ったらそこで感じた何かをもとに作品を書き、今年の坊っちゃん文学賞に応募したい。

ほら、こんなにもやりたいことが溢れてきた。
旅って、やっぱり素晴らしい。


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