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四月物語 (日記)

四月になって新しい生活が始まった。
今回、そんな近況報告の日記を書くつもりでいるが、この場所で日記を書くことはあまりしなかった。
というのも、私のような名もない男の日記など誰が読むんだという自制心が働いていたからだ。
好きな人の日記なら覗き見してみたい心情も分かる。だが、どこの馬の骨ともしれない男の日記などどこに需要があるんだという思いでいた。

とはいえ、このnoteに初投稿した去年の八月、それなりの自己紹介記事を書いた。
自分が何者なのかを説明するのはある程度の礼儀だと思ったからだ。なので、その後の報告をしても筋は通っているだろうと今回、日記を書く。
だからこの先は少しでも私に興味を持っている人に読み進めてもらえると嬉しい。
逆を言えば、私に興味のない人がこの先を読み進めても何も面白くないと思う。
なぜなら、名もなき男の日記なのだから。





去年の八月、私は無職であった。
無職であったからこのnoteという場所に辿り着いたとも言える。決して多くはないが好きだった文章をいくつか書いた。初めて小説にも挑戦した。とても楽しかった。そしてその気持ちは今も続いている。
だが、その気持ちとは反比例して再就職の道は困難を極めていた。年齢的なものも関係していたのかもしれない。
年齢と言えば、先月また一つ年を重ねた。誕生日当日ここにそれを記そうかと思ったが、例の自意識が発動してそれも止めた。

今回の就活ではワークライフバランスを軸にした。具体的には土日休みの仕事がしたかった。今までの飲食業では叶わなかった生活だから。
とはいえ、この年齢で未経験の業界にお伺いを立てても厳しい現状が待っていた。門前払いとまではいかないが、「また、どうして?」と先方からは質問が飛んだ。それに対してうまく答えられなかったのも敗因だったと思う。

一時は資格でも取ろうかと思い悩んだり色々あったが、結局飲食関係の会社に先月拾ってもらった。
決め手は土日祝休みというところだ。朝は早いが夕方には退勤できるのも大きい。
かくして四月一日から私の新しい生活が始まった。





まだ働き出して僅かだが、空いた時間は存分に趣味に費そうと思っている。時間で言えば、当然無職時代の方が多かったわけだが、やはり心持ちが違う。
同じ読書でも、寝る前の読書30分が貴重な時間に思える。

ここで執筆を始めた時、ある程度コンセプトは決めていた。好きな料理と本について書こうと思った。だが、今後はジャンルにとらわれず好きな事を書こうと思う。おそろく執筆は週末だけとなるが、もしかしたら時間のあった時より記事数は増えるかもしれないし、仕事の愚痴日記などというコンテンツが生まれるかもしれない。
それでもここまでこの日記を読んでくれた皆様なら許してくれるかもという甘い期待も持っている。

なにはともあれ、
四月になって私にも新しい生活が始まった。
今日はそれだけでも記しておきたい。
新しい気持ちになった自分のために。
そして、少しだけ皆様にもご報告をかねて。


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