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見学に来店されたのは中年の男性と茶髪の若い女性
コレクションを説明しながら
「これらはアメリカの100〜150年前のシェービングマグで
お客さんが自分のマグを床屋さんにキープしたんですよ
それで持ち主の職業や趣味などが描いてあるんです
で、お仕事は何ですか?」と訊くと
男性が「何だと思いますか?」と言われたので
「う〜ん、学校の先生かな」というと
若い女性が「では私は?」と聞かれたので
「じゃ、お父さんは先生なんですね、貴女は医療関係かな」と応じると
「なんで分かったんだろ」と二人共ビックリ😯

医療従事者の彼女に、理髪外科医の看板を見せて、ヒルによる瀉血や、抜歯、銃弾の摘出などの
メニューを説明しました

この頃、人の名前や地名が出てこず、アレ・アレ、とか言っていますが
記憶力の衰えと反比例するように、洞察力は増しているようです😅
中国哲学の大家、加地伸行先生も同じく、名前はアレ・アレだそうですが
200ページの本を5分ちょっとで読めるようになり
これは可怪しいともう一度読むと、やはり5分程だったとか😮
文章の洞察力が年齢と共に進化したのでしょうか
私もこんな老人力を持ちたいものです

「老人力」という言葉は、前衛美術家の赤瀬川原平氏が1997年に
老化をポジティブに捉えようと提唱した概念ですが
高齢化社会が進んだ今こそ、老人力を楽しまないと😅

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