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雑記07:お届け先を考えろ

クラフトビールが好きと言いつつ、味レポ一切できない前川です。
そのせいで「コーヒーか?!」って味のビールか、「この匂い醤油か?!」って香りのビールか、極端なものばかり飲んでいます。
ラガーの概念しか知らずにエールビール飲むと異次元過ぎて衝撃間違いなしなのでみなさんハマってください。(お願い)

さて、一応ここしばらくライティングの勉強を開始しまして、ようやく気づいたこと。

商品にも、
ブログ記事にも、
インスタ投稿にも、
「お届け先が必要」ってことです。

お届け先とは?

めちゃくちゃ当たり前なことを書きますが、
商品は、欲しいと思った人が買います。
ブログは、読みたいと思った人が読みます。
インスタは、これいいなって人がフォローします。

メルカリやアマゾンで、「お届け先の設定」をするが如く、
届ける先があって初めてあらゆるモノは届くのです。

さて私はどうだったか?

私の発信、特に文字書きの歴でいうと、
・小中学生あたりまでは読書感想文など高評価を受けることがしばしば。
(読書量をこなしていたので人より日本語の幅があった)
・今や懐かしいmixiで「電車で席を譲ったヤンキー」について投稿したら知らない人から高評価
・19-20歳ごろにFFオンラインゲームのプレイ日記を定期で発信
などなど。

このnoteも筆が乗れば数千文字くらいなら一気に書け、全く文章を書いてこなかった人から比較すれば「多少感覚で書ける方」だと思います。

ただ、この半年インスタ、Twitterもやってみて、それなりに自己発信して来て気づいたこと。
私がやっていることはあくまで自分の主観の垂れ流し。
冷静に考えて「誰が見て面白いと思うのか、全く不明」、
つまり読書感想文のあのころの域を出ていなかったということです。

「どういう人に見てほしいか?」
「どういうメリットを与えたいか?」
「何が伝わっているか?」
という視聴者目線が抜け落ちて、自分のやりたいことの羅列。

これはお店でいうとペルソナ設定をせず、好きな製品を置いて客の流入増えないな〜?と言っている店主みたいなもの。
たまに偶然立ち寄ってくれる客がいたとしても、そこから広がっていくための戦略もなく、「ありがとうございました〜」と見送って終わり、という状態です。

これ、ブランディングが生きてきて「私自身が人気コンテンツ」になってしまえば、全ての発信がファンにとっては見るメリットのある情報になるのですが(推しアイドルが投稿しているならしょうもないおふざけツイートでも見てて嬉しくなるアレ)
現状でそんな状態でもないので、それなりに商品・発信について届ける工夫をしていく必要があります。

どの分野でもお届け先って必要じゃん、って頭が繋がってくるまでに苦労した理由

さて、経営企画をしている今。
店舗経営に必ず出てくる「ペルソナ設定」という言葉も意味も知っています。
実際に設定するMTGを仲間とやったこともあります。
なので、知識としてはあるはずです。

が!!!!

自身の発信に関してもペルソナが必要ってことは頭が繋がっていませんでした。
冒頭のように「お届け先が必要だよ」って話、今思いついてまとめると「そりゃそうだろ!」なんですが。

どうしたことか私は最近まであまり気づいてなく、それはなぜか?を考えてみました。

例えば、学生時代。
全ては選択式でした。授業も、部活も、進路もそう。
役者になりたい、芸人になりたい、私は絶対看護師!など確固たるものを決めている人は稀で(というかこれも選択肢としてそう珍しい話ではない)、自身で考えるというより「ガイドを見てその中から選ぶ」というやり方でした。

例えば、営業職時代。
誰かの用意した商材があり、誰かの用意した「その商材が刺さるであろう業界MAP」がありました。
自分で提案する先を考えると言っても「◎◎業はイケる」とアタリがついた状態。
自分自身がペルソナ設定をしているわけではありませんでした。

例えば、バックオフィス時代。
業務効率化、フロー構築など、提案と工夫の余地はありました。
ただし、1からクリエイトするような業務はなく「あるものの改良」がメイン。

要は有りモノの上で思考する仕事の仕方しかしてこなかったわけです。
選択肢や届け先は決まっていて、その枠に自分がどう入るか、のスキルで戦っていました。
ペルソナ設計=店舗経営など、特定の業種、提供側のみが考えること、みたいにどこか特別にとらえてしまっていたのです。

ただし、このペルソナ設計は今後個人の活動にもより必要になっていくことだと今ならわかります。

やってきた個人の発信時代

いつだって騒がれるのは「今の若者の価値観が新しい」ってことで、
デジタルネイティブと言われ年配に驚かれた世代も92年生まれ、既に前時代の生き物です。

今、年配が「新しいねー」と言っているのは、
生まれたときからスマホが当たり前で電話=受話器ではなく板状だと思っている世代だし、
mixiのような民衆が集まるSNSでなくインスタを始めとした個が問われるSNS世代。

時代は新しい側・若い側の流れが定着し常識化し、
やがて次の世代の新しいものが出てくる…という流れ。

例えばいわゆるZ世代においては「レコメンドされていない情報には不満を感じる」というデータがあるそうです。
TikTokなどで出てくる「◎歳の人は見てください!」などこちらを特定した広告に、それ以前の世代は気味悪さを感じたものですが、
今の世代は自分に即した広告でないといやだそうで。

「自分のデータは取られていて当たり前。適したものを流してよ」
って価値観に、Z世代以前の人は驚きを感じるはずです。

とはいえ老けたと必要以上に昔を懐かしむ必要はなく、時代時代を楽しんでいけばいいのであって、自分たちの価値観にプライオリティを持つのもいいこと。
ですが新しい価値観に乗っていくとそこに即してコンテンツを展開する日本をより楽しめるので、吸収しておくに越したことはありません。


だから自分も作戦を考えていこうよということ

ボカロ歌い手出身から映画音楽に抜擢されまくるアーティスト、
本やグッズが大量に発売され、憧れの職業まで上ったYoutuber、
インスタからマネタイズする大学生…

個の発信から、圧倒的に生活を変えた人の例は今や珍しくありません。
ここに関する流れは大枠で2つかなと思っています。

・圧倒的な才能がある
・戦略がある
のつまりどちらか。

好き放題、絵を描いていたら有名になるアーティストもいれば、
それでは誰にも届かなくて延々生活に苦しむアーティストもいるように、
自分のマイウェイをぶつけて世界に評価してもらえればいいのですが大半の人にとってリアルなのは「戦略がある」の方です。

好きなものの垂れ流しで支持を得るには、
戦略でまずは自分が有名になってから。


さて次のステージだ!

noteは2020/12から書き始めた私です。
たまに毎日投稿、たまに数ヶ月休みながらも、文章を書いてきました。
インスタ発信は2022/3から半年を超え、ようやく運営の流れが少しつかめてきたかなという感じです。

次のステージとしては、この「お届け先の設定」をすること。
その先は実際に届くのか、結果の検証ということになってくると思います。
それをしながらnote=文章力、インスタ=写真の構図、デザインというスキル面を並行して上げていくイメージ。

現時点で少しですが、インスタの方で、いくつか構想しているものはあります。
今までは媒体の特性を掴むことや、発信することで精一杯でしたが、効果的に世の中に影響力を持つステージまで、成長していきます。
(noteはもうしばらく主観垂れ流しかもしれません…自由に書いていきます)

漫画家、アーティスト、芸能人。
過去、世の中に影響を与えられる・何かを伝えるのは抜きん出た人々だと思っていました。
今やただのサラリーマン、ただの主婦が縦横無尽に活躍できる時代。
努力でなんとかできる世界なら、広げていきたいと思います。

本日もありがとうございます。


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