見出し画像

経験談:やりたいことの見つけ方

やりたいことって定期的に議論のテーマになるよね

昨日21歳の子と飲んでいて
「起業ってすごいですよね」
「僕やりたいことないんで、起業とかは無理だと思います」
「でも今の会社は週1しか休みがなくてキツイので辞めようかと」
という話を聞きました。

人生のコアタイムを使う「仕事」で
楽しくない、やりたいことは思いつかない、ひとまずやっている、しんどい、早く休みにならないかなぁ…
と思ってしまうのは自由だけど、個人的にはちょっともったいないよなぁと思うのです。

イヤイヤやるのは精神衛生上よくないし、能率も良くない。

でも無理からぬことだなぁとも思います。
学校から社会に出るまでより、私自身大人になってから自分の方向性に気づくことが多々有りました。

やりたいことを見つけるまでの年齢は人それぞれ。
15歳かもしれないし
25歳かもしれないし
35歳かもしれないし
65歳かもしれない。

シニア起業という言葉もあり、年金受給年齢になってから新しいことを始める方もいます。

ちなみに私も私で、いろいろありました。
ある日突然「これが天職だ!」と思いついたり、「この業界についてビビッと来た!」みたいなのはなく。
今回はざっくりの転機だけ書いてみました。

転機1:外の世界ってなんかかっこいい

高2から続いた「やりたいことが思いつかない問題」。
ロードオブザリングやハリーポッター、ふと見かけた「アメリカで研究されているガン探知犬」などの情報から
海外、広島を出ること、視野を広げることについて興味を持つ。

転機2:バリバリ仕事するってかっこいい

視野を広げに上京後、初バイト先のマネージャー1人目から仕事の面白さ、ドラマ「ハケンの品格」からバリバリ仕事するカッコよさ、の価値観が備わる。
仕事は転機1の「いつかしなければならないこと」から、「面白いものかもしれないこと」に変化。
ひとまず自己啓発本をたまに読み始めるがどう活かすかはまだわからない。

転機3:ひとまず頑張ってみる

21歳、「やりたいことが思いつかない問題」を引き続き抱えたまま就職フェアで見かけたIT営業にひとまず就職。
理由は各社ブースで偉そうなおじさんが並ぶなか、その会社の担当だけ理念を語る人だったから。IT営業がなにかもよくわからず。
「何をするかより、誰とするか」を知らず知らずのうちにやっていた。

転機4:自分軸がないと右往左往することになる

どベンチャーだったこともあり給料少なめの毎日終電まで残業生活が始まる。
20代前半でほぼ年上の20-30人チームを見させていただき、毎日テンパってた気がします。
なにかよくわからずとにかくがんばっていた時期。
そして周りがいるから、がんばっているから自分も努力していた時期。
3年半くらい頑張ったあと、入社のきっかけになった人が退職、
唯一の生き残り同期も転職するとか言い出して焦る。
自分軸で生きていかなければならない時期に突入。改めて避けてきた「やりたいことが思いつかない問題」と再会。

転機5:初めての選択肢、起業

その同期の同郷三重の先輩を紹介してもらい(最初は仕事って面白いですかとか人見知りどうやって治すんですかとかのしょうもない質問をしてた気がするが)その人の人格や生活が興味深く、
会社員生活と、独立後の違いについて質問するようになる。
会社員をしながら、ワンチャン独立もできるようにその人について情報収集を開始し、学び始める。
業種というよりその先輩の「自分で自分の人生を決めている」生き方が一番興味を持ったポイント。

転機6:ひとまず学んだら、選択肢が広がっていた

やりたい事業は思いつかないまでも、経営やリーダーシップ、コミュニケーションスキルなどは蓄積していく。
二足のわらじに甘んじている自分に気づき、本格的に経営を人生の本筋と決めたことをきっかけに、独立への取り組み方に本気度が増す。
※転機5でひとまずスタートしていたのが良かった、いきなり経営の一歩は踏み出していない

転機7:法人化、やってみたらできた時期

最初の経営戦略は決まり、法人化する。
あくまでも最初は自分らしさより時代にマッチし、生き残れるものを。
基本戦略がうまくいったら、そこに増築して他事業展開をしていく予定。

転機8:やりたいことの明確化

知人の薦めで何度かクラフトビールを飲んでみる。
将来どのみちマーケティングの勉強は必須だよなぁと思ったところに、
ブランド戦略ありまくりのクラフトビール会社の多様さがリンクし、「面白い」と感じる。
周りの酒好き、イベント好き、音楽好き、デザイン好き、料理好き、Webサイト作成好き、全てのメンバーとリンクするクラフトビール会開催に向けて情報収集がとんでもなく面白くなってくる。

やりたいことと出会うには

さて、転機を色々まとめてみました。
私にとっては「これだ!!!」と確信を持って進んだことはほぼなく笑
「振り返ってみたらあれが転機だった」ということがほとんど。

恋愛でも一目惚れする人、一切一目惚れせず「付き合ってみたらうまくいった」という人がそれぞれいるように、
仕事についても「これだ!!!」とひらめく人もいるのかもしれませんが
私にとってはいろんなものに触れてきた結果、
最近になってそれらが一つに繋がり始めたという感じです。

あの人、前の飲み会でも会って2回目だな、
話してみたら割と趣味合うかもな、
たまたま町中で出会ったな…
とちょっとずつ、最初は恋愛対象に思っていなかった他人が気になり始めるように、

経営おもしろいかもな。
イベント業おもしろいかもな。
マーケティングってもしかしてめっちゃ役立つかな。
クラフトビールって奥が深いな。
海外行ったらもっといろんなこと知れるかな。

ある日漠然と思っていたそれらが繋がってきたというか。

なので、やりたいことが今ズバリなくても、OK。
ただ「見つけたい」とは思っておいてほしいなと思います。
やりたいことなんてなくていいや、となってしまうと、アンテナが立たなくなってしまうので。
「自分は何に興味があるんだろう」「面白いことないかな」とアンテナを立てておくから、いろんなことがキャッチできます。


おすすめしたいこと

最後に、やりたいことを探したい方に
とにかくお薦めしたいことが2つです。

①「人との出会いを楽しむこと」
自分が知らない情報は、不意に人から来ます。
私は就職フェアで人柄に興味を持ったから1社目ITに入ったし、
三重の先輩の人生観が面白かったから起業をすることになりました。
知人の薦めがなければクラフトビールを飲むことはなかったでしょう。
人との出会いで人生は決まります。
新しい人と出会えるような場所にでかけると、新しいヒントが手に入ります。

私は本もネット検索ではなくアナログというか、書店をぶらぶらすることにしています。
思いつかない分野の本が目に入るからです。
ネットはレコメンドされた情報や自分の手で検索していることが多いので、自分が興味あることのみが入ってきやすいのです。

作戦会議ブレスト中

②素直に受け取ること

自分なんて、は禁止です。
面白そうと思ったこと、他人からお薦めされたことはまず「へぇ!そうなんだ!」と素直に聞いてみること。
向いてない、経験がない、でシャットダウンする癖が例えば25歳でついてしまうと、残り約50年ほどは今の経験からしか道を選べなくなってしまいます。

また、転職活動のときに「◎◎株式会社 評判」と検索して調べる人がいますが、意味はあまりありません。
業績が伸びて有名になるほど、大体反対派の意見が出てくるからです。
いわゆるアンチのような、アラ探しがストレスのはけ口という人もいますし、そういう人は全体の0.4%。参考にするほどの意見ではないのです。


まとめ

やりたいことってなんだろう?は、
就活時期の10代後半から、転職時期の20代中盤、キャリアを考える30代、そのあともおそらくきっと、テーマとして定期的に出会うことなんじゃないかなと思っています。

人生の課題は、避けてもまた別の形でやってくる。
やりたいことを見つけたい方は「も〜〜思いつかないよ!」と焦ったり悩んだりすることもあると思いますが、まずは楽しんで視野を広げていきましょう。

本日もありがとうございます。

この記事が参加している募集

就活体験記

転職してよかったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?