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雑記14:仕事は自分で獲る、でいきたい

今日1日を通して、色々自分についてA3の紙に書き出してみて、気づきがあった前川です。

毎年定期的にこの作業をやるのですが、
・変わらないこと(動画をやりたいはもう5年くらい定期で出てきたり)
・忘れかけていたこと(ワクワクを探すけど、怒りがモチベーションのときが一番原動力に溢れることとか)
などなど、自分自身の整理に使えていい感じです。

そして改めて思ったのが、
仕事は貰うの待ちではなく自分から獲っていこうということ。

この「仕事を自分で獲る」というのは、
①ある仕事を、自分がやりますと手を挙げる
②顕在化していない仕事を自分で作り出し、提案する
の2つの意味です。

待ってるだけじゃなくてね

新年なので、棚卸ししてみた

2023年前半以前の自分は「確実な作業」ができることが自分の本分と言うか、周りに求められていることだろうなと解釈している部分がありました。
タスクの追いかけ、期日前の更新、細かいチェック作業。
それが比較的他人より得意であったし、確実な仕事をする人にかっこいい!という憧れがあったりして。

ただ、ふと考えると確実な(確実に近い)作業というのは、
なにか成し遂げたいことややりたいことがあって、その進捗を追うための前提動作に過ぎない。
しかもそれができる人が稀有な存在というわけではありません(希少性が低い)。できる人はゴロゴロいる。

この道を行くなら極端に「他の追随を許さない=1ミリのミスもないレベルで作業精度を高める」など相当稀有な存在にならなければアピールできるところには行けない。
そのレベルまで極めるのは大変だし、魅力的にも思えなくて。

しかも作業の精密さを見ていた期間、目的全体の進捗を追う意識はどれくらいしていたかなとまた思考。
細部にこだわっていたけど、果たして全体の目的は見られていたか?
細部を追うのは会社組織の歯車としては求められる視点ですが、もっと全体感から考える必要があった気がします。船で言うと進路や目的地を意識するより、船内のメンテを細かくやってたようなイメージ。必要だけどずっとそこ見ててよかったのかなぁ、と思ったり。

そして細かくやればやるほど、「やらない人」が気になっちゃうんですよね…

やったら次々作業が降ってくるし、上には上がいるし

そこで「自分の今後伸ばしていくスキルはなにか」を考えたのが2023年の後半。
世の中にスキルは数あれど、何をやればいいのか?と。

書籍や動画を調べてみると、モノによって、
・好きなことを極めなさい
・得意なことを極めなさい
・求められることを極めなさい
など色々と意見が述べられており、それぞれに理由があって参考になりました。

中でも一番納得したのは「求められることを極めなさい」というもの。
好きなことは熱中して数を経験しやすいから上達できるかもしれないし、
得意なことは体力気力の消費少ないのでコスパ良く習熟しやすいかもしれない。
ただ、そこに必要とされるマーケットがあるかどうかわからない。
どんなにいい商品でも需要がなければ売れないわけで、死活問題です。

その点、「求められること」は、そもそも必要とされているので、極めることに対しての費用対効果とか、有効性が高い。

できますと言った瞬間に受注。あなたはヒーローです

ただ、求められているスキルを探すまで・あるいは習得するまでにはちょっとかかるかもしれません。
そんなときに今すぐできることといえば、技術ではなく「行動のスキル」。

そして、即実践しやすさNo.1で一番に出てきたのが冒頭に書いた、
「仕事を自分で獲る」スキルです。
どんな職場でも、どんな立場でも、この能動的な行動力はありがたがられるもの。

このスキルについては、私の知る限りやり方が2種類あります。
スキルと言ってもシンプルなものです。

①既にある仕事を、自分がやりますと手を挙げる

これできる人いる〜?と募集がかかっている状態です。
「求められている」ことだから請け負うと喜ばれる。支援も受けやすい。
しかも実践のチャンスが得られるから、経験を積んで「得意なこと」にも昇華できるかもしれない。
更に単純接触効果的に「接点が増えるほど好きになった」となる可能性もあります。

求められていること×得意なこと×好きなこと。
こうなると、仕事が楽しくて仕方なくなりそうです。

②顕在化していない仕事を自分で作り出し、提案する

こちらはまだ求める声はまだ上がっておらず現場もニーズに気づいていないところを、自分が気づいて提案して、仕事化する、というやり方です。

よく受ける問い合わせを収集してデータベース化しQ&A集をつくってみたら、営業チームが迅速に回答できるようになって業務効率が20%上がった、とか。
上長の仕事について期日2日前にリマインドするようにしたら秘書に登用された、とか。
文房具の管理棚にルールを設定したら経費が10%下がった、とか。
いろんな仕事化があるはずです。

ちなみに顕在化していないだけに評価指標もないので、闇雲に漫然とやると「雑用が増えた」「ボランティアで終わった」となるリスクもありますので、
「これをこうやって仕事にして、◎%の効果がありました」とアピールできる評価軸まで自分で作って提案することが重要です。

もし将来独立・起業・実家の家業を継いでいくことを考えている人なら、この②の能力が必要になります。

イメージとしては起業漫画「スタンドUPスタート」を読むのが面白いのでおすすめ。
昼職がうまく行かない夜職の女子にオフィスワーク基礎を教えるスクールをやったり、就活マッチングの仕組みを作ったり、実在企業のタニタとコラボしたり、次々でアイデアを仕事化していく展開に、発想力が刺激される作品です。

さぁ仕事を獲っていこう

私はそもそも作業面を「求められること」に想定してやっていましたし、確かに必要なことではあったのですが、
先述の通りその道は自分にとって魅力的ではない=浅慮だったので、より具体化していく必要がありそうです。

できることなら、求められていること×得意なこと×好きなことの最強パターンで、仕事をして生きたい。

今仕事で上長が求めていることは、
・売上拡大
・施策の開始から終わりまで一気通貫でPDCA回せる人、PM
だなと想定。まずはここからやるべきことを構築していきます。

次いで私が人に褒められた(=得意)経験だと、
・作業ができる
・言葉のチョイスが好き
・人の状況を見れている

好きなことでいうと、
・アイデア出し
・コミュニケーション力
・イベントオーガナイズ
です。好きなことはあくまで後から連携させ、囚われすぎないように気をつけます。
優先は求められること、なので相反しないよう注意。

そして、実際に実績が出た行動というと、
・店舗の販促アイデアで売上新記録達成
・背景理解からのアップセル
など。

このへんがうまく組み合わせられると強いかなとまた思案。

考えてると眠くもなります。

仕事は自分で獲る。
これってすごく面白い生き方です。

逆に言うと、言われた仕事をしているだけもできる。ただ、個人的にはそういうときって酷くつまらないと思うのです。
作業の手も重くなり、遅れたり、ミスしたり、上長に気まずくて連絡しづらかったり。苦痛!
私自身、20代前半までそういう現場がいくつかありました。

自分で獲る面白さ、獲るためのアピールの仕方を学んだのは25歳以降の話。
メンターである先輩から当時学んだのは、

・自分からアピールする
・手をまず挙げる
・MTGに参加するなら発言する。

などなど。時に「MTGで発言しないなら来てる意味ないよ」「考える前に手を挙げて、あとからできる方法を考えてみなよ」と叱咤激励いただきながら、少しずつできるようになってきました。

仕事は自分で獲る。その方が力も気持ちも入る。
人間は感情の生き物なので、感情に左右されるなとは言いつつ、自分をノセると仕事しやすくなるのは事実。
自分で勝ち取ったという能動的な事実が、脳への良い栄養です。

しかも類は友を呼ぶ、なので仕事を自分で獲る人の周りには同じく能動的な人が集まるので、
「みんな、やろうよぉ〜…」とケツを叩き合う環境ではなく、
「ハイハイ!自分がやります!」と健全に仕事を取り合う文化が生まれます。

それって、面白い!

なかなか忙しくなると日々に追われて考えることを忘れたりもしますが、
定期でこうやって棚卸しする時間を確保し、良い仕事をしていきたいと思った正月でした。

エサくらい自分で獲ったろやないですか

みなさんはいかがでしょうか?
求められていることであらゆる人が活躍し、日本の仕事風景が元気になると面白いと思います。

本日もありがとうございます。

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