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ニート経営者 22話

貯金100万円の重さ


「貯金100万円」
この金額による考え方は人それぞれあると思う。
日々生活に追われていてギリギリでいつも生きている人からするとこの金額あったらいいなと思う額だろう。

見栄っ張りな人間だったら100万円なんてすぐ使っちまうよという人もいるだろう。
その金銭感覚が本当の人はそんな言い方しないだろうとは思うが、今日はそんな貯金100万円の話である。

yackは20代貯金100万円どころか借金があったし、30万円でもあればなと考えていた20代だった。

中国から日本東京に戻った時26歳の時、残高30万円、家を借りたら吹っ飛ぶなと家賃3.5万円の池袋にあるシェアハウスに住む。

そこは一軒家で二段ベッドが2階に立ち並びプライベート無し、押し入れの下も上も貸している様な家だった。ちなみに毎日風呂場でゴキブリは見る家であった。

それは安いから仕方無いとしてキッチンには自炊するより働いた方が賢くないですか?とかトイレ等至る所に小馬鹿にしたような注意書きが書いてあった。

缶コーヒーを人数分買ってきて宜しくと置き手紙をし、階段等の共有部分を掃除する

yack「日本に帰ってきてまた負けたくない」

そんな思いだった。

そして就職、時間が無いからブラック企業に入った、1年働いて歩合を稼いでお金を貯めてまた起業してやるという腹だ。

1ヶ月で10人近く雇って1ヶ月後残ったのはyack1人だった、そしてまた新しい人が入ってくるそんな会社だった。

がむしゃらに働き歩合を稼いだ、忘年会で社長の目の前で「根性見せます」とバリカンで坊主にして寸志を貰った事もあった。

そして1年後、辞める時貯金150万円
そのお金を元手にして商売を始めるのだが
150万円という金額よりも150万貯めた経験の方がその金額の何百倍もの価値がある事に気付いた。

毎日ゴキブリ見る家に住む、毎日眠い目をこすって出勤する怒鳴られる、それを1年耐えた金額がこの150万

仮に親が金持ちだったりして同じ金額を貰って起業したとしても高確率で失敗するだろう。

理由はお金を失う時の恐怖、種銭、まとまった金を作る大変さを知らないからだ。

ただ貯めるばかりだけ考えず
経験にお金を使うのも重要だ

1人暮らし
結婚

起業
海外


博打

など色々ある。

これらが2個くらい重なるとお金はすぐ出ていく
だが経験も大事だしお金を使う事も大事
ただ100万貯めた後でそのお金は無かった事にしてキャッシュカードの中に入れて保管してリセットしてからまた稼いだお金の中で消費すればいいと思う。

100万余剰があれば
裁判起こされた起こす時
家賃が資金繰りで払えない
病気になってしばらく働けなくなった
急な出費が出来た時に
大抵対応できる

大事な人や自分のプライドや尊厳も
守る事が出来る。

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