FELICE 幸谷です。

リストレットとルンゴって聞いたことあるでしょうか。エスプレッソの種類みたいなものです。本番イタリア人はエスプレッソが好きすぎて、どんなエスプレッソかも注文します。量が多いのか少ないのか、少し温度は低めでなど様々です。一言で言えるように生まれたのかは不明ですが、量の少ないエスプレッソがリストレット、量の多いエスプレッソがルンゴです。  

厳密にはお店によって違うので定義付けできませんが、通常エスプレッソ約25ccですが、リストレットは15cc〜20cc、ルンゴは30cc〜35ccと言われています。

では、たくさん飲みたいひとがルンゴを頼んで少量でよいというひとはリストレットを頼むのかというとそれは違います。味わいが違うのです。

エスプレッソの抽出は、最初の方に濃い成分がでて後半にいくにつれ薄い成分が抽出されます。リストレットは最初の濃い成分のみを抽出したものです。ルンゴは抽出時間を長くするので、薄い成分抽出がより長くでるため味わいとしては軽い味わいになります。　

より濃いエスプレッソを飲みたいひとはリストレット、軽めのエスプレッソを飲みたいひとはルンゴを頼むということです。それぞれデメリットがあります。エスプレッソはすべての旨味成分を表現するようバリスタが設定します。最初の抽出のみのリストレットでは、本来の旨味成分が出しきれなく、淡白な味わいになる傾向にあります。対してルンゴは、抽出しすぎるいわゆる過抽出というもので、雑味や悪い成分まで抽出してしまう傾向にあります。

気分や好みによりますが、それぞれの良さや悪い部分を理解して、カフェライフを楽しんでいただけるとよいかとおもいます！