働く場所を選ぶ物差し
『弊社を志望した理由は何ですか?』
現在の社会人が就活の面接の時に何と答えていただろうか。多くの人達がこの質問に対して虚偽の回答をした事だろう。
就活は騙し合いが上手い方が勝つ。私はそう感じた事が何回かある。
会社は巧みに表現を変えて会社の魅力をよく伝えようとするし、学生は誇張して自分をよく見せようとする。
本当の志望動機は何となくだったり、地元にある企業だからとか、お金がいいからなどフワッとした理由も多い。だから、誇張する。まぁ、志望理由はどうあれ会社の選び方として正解はないが、果たしてこの選び方でいいのかと悩んだ人も多いだろう。
就職と転職で違いはあるかもしれないが、私が転職の際に物差しとして測ったものが4つある。
1つは、金。給料の良さ。
2つ目は、仕事内容の向き不向き。
3つ目は、その仕事が好きか嫌いか。
4つ目は、一緒に働く人。
この4つだ。
この4つの項目について自分の物差しを測り、自分が大事にしたいものは何か、逆にどれであれば妥協できる項目なのか。見定める。
ちなみに今の転職先は2つ目と4つ目を優先した。
なかでも、4つ目を一番重要視した。前職の経験で私は、仕事は何をするかより、誰とするかの方が大事だと感じたからだ。
結果として、転職先では前職とはまったく違う仕事をしているが、非常に充実したものになっているし、私は転職して良かったと思う。
もちろん全てを得る事ができる転職先を選べればそれが一番良いだろう。だが、それができる人は一部の人だし何の取り柄もない私には望みすぎも甚だしい。
仕事をする上で何が大事なのか?
自分の譲れないものは何か?
結局、自分と向き合ってみて初めていい転職ができるのだろう。
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