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地元の神社でフクロウを象った御守りを買った。彼氏へのささやかなお土産だった。 「フクロウ…
先日、インドの川にフラミンゴが押し寄せているというニュースを見た。林立する高層マンション…
アメリカのイリノイ州にあるMという小さな街の小さな大学の大学院に留学していたときに鳥類学…
リビングルームのカーテンと窓を全開にした。やわかな風が太陽の香りと温もりを運んできた。真…
せめて日付さえ変わらなければ。 運転士はそう考えていた。本当なら三時間前に出発するはずの…
刈り入れの終わった農場の上をカナダガンの群れが飛んでいった。 囲いの中でウマが草を食んで…
『豚野郎』という言葉には『筋肉質で健康的、かつ、きれい好きでなんでも食べる良い子』という意味が含まれています。 でないと、彼女が僕に、 「豚野郎!」 なんて言うはずないんだから。本当に真に迫った 「豚野郎!」 だったなぁ。それだけオレのことが好きだってことかな。 オレも好きだよ。この豚野郎!
「サソリとトカゲって見た目全然違う生き物だけど漢字で書くとなんか似てない?」 「え?」 …
バッファローを思い浮かべてください…… 思い浮かべましたか……? あなたが思い浮かべたそ…
鹿は列車を先導していた。 誰に命令されたわけでもなく、といって自らの意思でもなく、単に結…
鹿を殺せと鳥が鳴く。 いるはずのない鳥が。 聞こえるはずのない声が。 雪解け? ならば、…
ある日の夕暮れ時、ふたりはそれぞれにビールを三本ずつひっつかみウッドデッキ出た。そこにあ…
ツメバケイの雛を友達からもらった。友達は泣いていた。本当はあげたくないらしい。 「だって…
メドウラークさんははしごを上り納屋の屋根に立った。景色は見慣れたものだった。どこもかしこも麦の穂が揺れている。風が西から東に吹き抜ける。 「飛ぼう」 メドウラークさんは飛び立った。風がくすぐったい。 さて、どこまで行けるか。