ワールド・ウォーZ

ワールド・ウォーZ (World War Z)

2013年公開、ブラッド・ピット主演のゾンビ映画です。

数多あるゾンビ映画の中では珍しく、グロい表現がほとんど無いのがこの映画の特色とも言えるのではないでしょうか?

ゾンビものなので、勿論ホラー要素もありますが、アクションやヒューマンドラマ的な側面もあり、簡単にジャンルをくくれないのも特徴的です。

フィラデルフィアに住む元国連職員ジェリー・レインは、妻カリンと長女レイチェル・次女コニーを学校に送るため自動車に乗っていたが、いつもとは様子の違う交通渋滞にはまってしまう。
すると突如人々が車を放棄して逃げまどい始め、ただならぬ雰囲気を感じ取ったジェリーは同じように家族と共に逃れる。
人間を狂暴化させる謎の疫病が世界各地で流行し始めており、フィラデルフィアの街はゾンビの大群に襲われていた。
※Wikipediaより抜粋

同名の小説が原作とされていますが、全く違うストーリーとなっています。

小説版は、ゾンビとの戦いを経験した様々な人へのインタビューをまとめた形式で話が進んでいきますが、映画版は小説の前日譚といった感じでしょうか。

小説と違うという点や、ゾンビものなのにグロ表現がほとんど無い、ホラーなのかアクションなのかはっきりしない...

個人的な見解ですが、上記のような理由で賛否両論となっているように思えます。

しかし、ゾンビの動きが動物行動学に基づいていたり、魅力的な登場人物が多いなど、革新的なのに親しみやすい作品となっています。

ラストも印象的ですね。
完全なハッピーエンドではなく、未来に希望を残し人類が反撃を開始するような形で終わるので、なんとなくリアリティを感じてしまいます。

最後に、この映画の中で最も記憶に残ったセリフを一つ。

「母なる自然は、弱さを強さに見せかけたがるんだ。」


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