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HPVワクチン~鳥集徹への手紙~

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。国内において子宮頸がんで亡くなる方は、年間2,900人程度(2019年)と報告されています。年代別の死亡率は、30代前半から年代が上がるにつれ高くなっていく傾向にあります。HPVワクチンを接種することで、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防することが挙げられます。

厚生省HPより

子宮頸がんを防ぐ、HPVワクチンの積極的勧奨が今年4月から再開しました。ワクチン否定派の声も多いですが、示される健康被害とワクチンによる副作用との関連性は証明されていません。

反ワクチン派による忌避推奨のツイートは後を絶ちません。その中で影響力を持つ、あるジャーナリストのツイートはこうでした。

つまり全体死者数からすれば些細な数字であると。
これを読んで私は非常に憤りを感じました。

なぜなら、第一に母数がおかしい。ワクチン接種によりそもそも感染や病変を一定防げるものであること。
第二に、死亡まで至らなくとも、子宮頸がんによりお腹に宿した子供を、女性の大切な子宮を、諦めなくてはいけない女性がたくさんいるからです。

そしてこれは、反ワクチン派によくありがちな、母数を大きくすることにより死者をごまかそうとする手法です。実数と%の見せ方で事実は大きく見た目を変えていきます。

私はかつて知り合いをがんで亡くしました。
その時の経験をふまえ、彼には以下のように返事を書きました。

私の元彼の姉は、3歳と5歳の小さな子供を残して数年前にがんで亡くなりました。 本人は気丈に「子供達のために死ねない」と頑張り、夫は献身的に看病しました。
しかし若いからか進行が早く、あっという間に転移までしてしまい、末期にはモルヒネでもごまかせないほどに苦しみ「早く殺して」と訴え続けました。

https://twitter.com/Baruko_hit/status/1511729683645181952

彼女の夫はなんとしてでも妻の命を助けたく、米国立がん研究員の小林氏にまで問い合わせをした。
しかし、どんな手を尽くしてもだめでした。
最期に言葉を交わし、鎮静し、息を引き取りました。
妻の死後、夫は精神的苦痛のせいでおかしくなり、子供を放置しました。その家族も不幸な思いをしました。

https://twitter.com/Baruko_hit/status/1511730193979015172

彼女のがんは乳がんです。
子宮頸がんではないけど、こんなに苦しい思いをして死んでしまう、周囲を悲しませる、がんを防げるのなら。
年間3千人近くの死亡者を減らせるのなら、その方法を取るべき。
それなのにあなたは、全死亡者を分母にして「たった0.5%」と言う。どういうことなんですか?

https://twitter.com/Baruko_hit/status/1511730735094194180

亡くなった彼女たちの多くは子供を育て盛りのお母さんです。
それをあなたは助けようとしない。
たった0.5%など些細だとばかりに切り捨てる。
もしも、あなたのいう事を鵜呑みにして、接種せずに将来がんになり子供を残して亡くなる人がいたら。それはあなたが殺したようなものではないでしょうか。

https://twitter.com/Baruko_hit/status/1511731242584051717

所詮、男性のあなたからしたら、ウイルスなどどうでもよいことなのしれませんが。
私たち女性の命を粗末にしないでください。
女性特有のがんを軽視しないでください。

言いたいことは以上です。
不快なのでお返事は要りません。

https://twitter.com/Baruko_hit/status/1511731600719069192


救えるはずの命を救うための手段を阻み、なにがジャーナリストなのでしょうか。


しかしいくら訴えかけたとて、彼はもうこれを自分の生計を立てる商売として営んでしまっている。今更自分の主張を変えることは無いでしょう。

いつだってそうです。このように多くの人の健康を奪うような言論は、販売している本だったり、健康サロンだったり、そういった商売として成立し、本人は収入を得る一方、鵜呑みにした人の命を削っているのです。

どうすればよいのか?

一般人からしたら反論するしかありません。
たとえ火に油、馬の耳に念仏、暖簾に腕押しだとしてもNOを突き付けるしかないのです。

悲しいけれどこれが現実。少しでも理解を広め、賛同者を増やすしかないです。


あの有名な漫画「コウノドリ」の子宮頸がんについての話が、2022/4/22まで無料公開されています。

私は昔読んだのですが、やはり今読んでも切ない話であり、またこのような悲劇は決してフィクションではなく現実で起こっていることなのです。

女性だけでなく、男性にも読んでほしい。
子供を望むなら、母の命か子供の命かどちらかを選ばなくてはいけない…という究極にして悲しい選択を迫られることもあるかもしれません。

そして多くの人が病気や予防に対する理解を得られることを切に願います。

※この投稿はtwitterのつぶやきをもとにアーカイブしたものです。



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