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日本一美しい海の見える介護施設 in沖縄【甘く見ていた人生初の獅子舞】

village SENAHA(ヴィラージュせなは)の敬老会

カイトは日本に帰国してから、
家業である介護施設に身を置いている。

去年の敬老会は、挨拶だけだった。
今年は、獅子舞を披露した。

おじいさん・おばあさんには楽しんでもらえたようで、何よりだが、
カイトは『獅子舞』を完全に舐めきっていた・・・・・。

敬老会の数日前、

「お願いがあるんだけど・・・今年の獅子舞、一緒にやってくれない?」
スタッフさんから相談がある。

カイトのモットーは断らない。
二つ返事で「良いですよ。」

と、

言ってしまった。

獅子舞?
やったことないけど、歩き回って、首パカパカさせるだけでしょ?
と思ってしまった(のが、間違いだった。)

コロナ対策で、お客様分散のため、3日に渡って敬老会が行われた。

初日、
獅子舞の衣装を被る。
内側は空気が通らず、思った以上に暑い。マスクもしているし、ほとんど息ができない。
そして、手作りのため、前が見えないし、足元もほぼ見えない。

カイトは前なので、中腰で、前かがみになり、獅子舞の頭を持つ。

前と後ろで一蓮托生だが、
周りが見えない我々は、司会者さんとも二人三脚だ。
司会者は一生懸命指示をする。
獅子舞は、司会者を信じて動く。

全力で披露する。
汗が滝のように流れ出る。

ものの数分で、腕がプルプルし始め、背中が強ばり、息が苦しくなってきた。
なんとか無事に最後まで披露できた。

2日目、
腕と体の後ろ全てが筋肉痛だ。
気合いで乗り切る。


最終日、
何も感じない。
犬のように前脚で頭を掻くことができるくらい余裕だった。
ランナーズハイ的な?

翌日、
体がダルい。
ベッドから起き上がれない。
頭もガンガンする。
まぶたにすごく違和感を感じる。
頑張って起き上がり、洗面台に向かう。
鏡の前に立ち、目の前の自分の顔に驚愕した。

目がほとんど開かないと思ったら、
まるでたんこぶができたように瞼が腫れ上がっていた。
まさに目の上のたんこぶ。

翌々日、
ほぼ目も開かず、全く腫れも引かなかったので、眼科に行く。
(予約してなかったので、開院30分前に眼科に着いて車で待つ。
後から2−3台やってきたので、一番を取られないため、開院11分前に入り口の前で待つ。
無事に眼科一番乗りできた✌️)

先生
「これは、ものもらいですね。疲労性の。何か心当たりはありますか?」

カイト
「はい、獅子舞をしました・・・。」

先生
「・・・・・お大事に。」

予想してたけど、
変なバイ菌とかじゃなくてよかった。

体を張って頑張った敬老会でした。
来年また獅子舞やるんだったら、
前もって運動して、体力つけておかないと危ないと思った敬老会でした。

おしまい。ししまい。

P.S.
敬老会翌日、
起き上がって、洗面台に行き、鏡を見て、顔を洗い、そしてベッドに戻る。
全背面の筋肉痛と、頭の痛さと、ダルさと、瞼の腫れと、
その日は本当に何もできず、打ち合わせをすっぽかしてしまった・・・。

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