見出し画像

【所謂一つの戀愛】 詩。

きつちり着換へして
服薬もし 珈琲飲んでも
幻影じみた夢を見る
一分二分過ぎれば
どうせ消えてしまふ泡だが
後々にふと思ひ出す事もある
あゝ日々の泡立ち(『うたかたの日々』と題名どつちがいゝ?)
振り捨てられなかつた戀よ
〈ハンターに鉄砲の頃となりにけり秩父の深山熊も猪シシもをり〉
くしやみさへ悲しんだ
- 静寂の中を猟犬の吐く息の音 -
まさに日々は泡立つたのだ
消えてなくなる時期の泡...

寝てもいゝのよ(噴飯)
やつぱ世間カネぢやん(己はさうは思はん)
男の子は25歳までは(モラトリアムの話)
今吉祥寺なの友達といつしよ(見せびらかす)
私ぢや迷惑がかゝるわ(そんな大物なの己?)
感じ過ぎたかしら(目がギョロギョロ)
ラーメン食べに行くなんて出來ないの(二股)
こんなもんなんですか?(自分のことは棚に上げ)
順不同。

ざつとこんなとこ。
私はハンターどころではなかつた、

たゞのジェラス・ガイだつたのさ。

©都築郷士

筆者近影。

〈山降りて雪に目がある!子らはしやぐ くにを〉

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?