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【愛は存在】考証的詩。

Fさんから伺つた
ジョン・レノンは"Love"を書いた際
芭蕉の影響を受けたと云ふお話だが
私には思ひ当たるフシがあつた。
芭蕉と云ふからには
俳諧の発句、すなはち俳句なのだらう、
俳句は何か暗喩したい事が出來た時、
そのいちいちを物質の(物質的様相でね)働きで
述べるのだ。これは!
レノンの歌の眼目、Love is real- に寄り添つてゐる、何せ
「愛は存在」なのだから…
ディラン、レノン、米英それぞれの「過激派SSW」は周囲に、
いつ狙撃されるか分からない
と危惧されてゐたのであるが
結局撃たれたのはレノン、そして
ディランが愛の不毛の苦ほしさを語るなら、
レノンの愛は上述、飽くまでリアルな何か
なのである- この違ひはデカい。
しかもレノンのシンプルさは
人間のあらゆる層に訴へかけてゐる…
もうこれ以上は口をつぐむべきであらうか。
©都築郷士

〈愛ありて些事は我慢す暴発は人間性への裏切りである くにを〉お説教くさいな。
でも深夜、独り言葉と
向き合ふなる事から、これは
産まれ落ちたのだ、仕方あるまい。アデュー!

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