Ontenna×豊島 Art Workshop
この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2021年度の教育プログラムについてお伝えします。
プログラム概要
富士通と共同で聴覚に障がいのある子ども達と豊島の子ども達の交流ワークショップを企画。アートを通じたコミュニケーションや視覚だけでない体験の広がりを経験する機会となった。
プログラムのねらい
・作品鑑賞やOntennaの活用により、五感への意識や気づきを促す。
・普段交流できない子どもたちの交流により、障がいについて知り、多様性理解につなげる。
・開発者によるレクチャーやコミュニケーションによるキャリア教育。
・デザインやテクノロジーを活用して、自分の手で生活を豊にしたり社会課題を解決したいと思う機会をつくる。
プログラム内容
・Ontenna開発者 本多達也氏によるレクチャー
・心臓音のアーカイブにてOntennaを活用した鑑賞ワークショップ
・豊島中学校の生徒による豊島美術館の紹介、鑑賞
・Ontennaのプログラミング、カスタマイズしたOntennaを使った鑑賞ワークショップ
生徒のワークシートより
まとめ・考察
・障がいの有無にかかわらず、作品鑑賞を活用することで、感じ考えることは一人ひとり異なること、五感の感覚には個人差があることに気づく体験が提供できる可能性がある。
・作品鑑賞が、生徒同士のコミュニケーションのきっかけとして作用し、普段接点のない人たちとの交流のハードルを下げる効果もあった。
・個人の主観の感覚を反映するプログラミングと、個性を意識させる作品鑑賞の相性が良く、多様性理解の相乗効果が見られた。
(藤原)
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