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旅の記憶 1994・夏 カシュガル #3 バザールの羊売り


30年前の夏
僕は中華人民共和国
新疆ウイグル自治区
カシュガルにいた



バザールにて



散歩をしているわけではない


カシュガルのバザールでは
羊売りをたくさん見かけた
こんな風に、何匹もの羊を
引いて歩く人がいる


また別の羊売り


どうやって売買されるのかというと
羊を買いたい人は
羊売りを呼び止めて


羊を品定め中


こんな風に品定めをして
その場で即決
買うのはたいてい一匹


スイカ売りのおじさん熱弁中

こんな風に食べ物を売る人は
当然その場に品物を並べて売るのだが
動物はそうはいかない

なぜならこのヤギたちが
ひところに留まっていたら
たちまちヤギたちの糞尿で
その場にいるのが
耐えられなくなるから


ご覧の人だかり、通りの奥までバザール会場なのだ
(フィルム現像失敗のムラはご愛嬌)


だから必然動き回りながら売る
もちろんその間にも排泄はするのだろうが
これだけ広いバザールの中なら
そんなに気にならないと思われる


ちなみにこの羊たち
多分食用
トルファンの名物シシカバブは
羊肉の串焼きで
たまらなく美味かった


可哀想な気もするが、おとなしくさせる術なのだろう


動物たちは
食料であり、労働力であり
今よりもはっきりと
その役割が明確だった時代

続く



1993年 陽朔のマーケットでは
写真のように豚がカゴに入れて売られてました
こちら↓からどうぞ


トルファンのバザールの記事はこちら↓



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