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旅の記憶 拉薩


29年前の春
僕はラサの街にいた


抜けるような青空

ラサの街はとにかく空が青かった
当時青空をきれいに撮ろうと
PLフィルターを持っていたのだが
フィルターを使用すると
空が濃い藍色になってしまうほど
この写真はコンパクトカメラで撮っているが
それでもこの青さだ


ポタラ宮見学に行った

ただ、残念ながら
僕はこの街の標高に馴染めずに
たえず苦しい状態だった
歩くことも辛くて
ラサの街を十分に楽しめることが
できなかったのが悔やまれる


ポタラの中は暗すぎて写真が撮れなかった

ポタラ宮はガイドのような人と一緒にみて歩いたが
建物内に立ち込めるバター茶のような匂いと
高山病でただでさえしんどかったのに
階段を何度も登り降りしなければならず
ただただ辛かったのを覚えている
ただ、あの暗がりで見た
なんとも言えない雰囲気は
今も記憶に残っている
なんとかもう一度
訪れてみたいと思う



宿にて 同室の日本人バックパッカーと


ラサには沢山の
日本人旅行者がいて
僕たちはみんなすぐに仲良くなった
この時僕たちは
陸路で国境を超えて
ネパールへ抜けることを目論んでいて
みんなでどうすれば国境を目指せるのか
それぞれに情報を集めていた

3月は、雪のため通れなかった国境が
ようやく通れるようになった時期のようで
バスなどの一般的な交通手段では
国境越えが難しかったからだ

僕たちは街を観光しながら
国境越えの手段を探し続けていた


マニ車 一回回すと お経を読んだのと同じ意味があると言われていた


名前を思い出せないが、ラサにあるお寺


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