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日記

まどか☆マギカ新作

 まどマギの新作が作られるということで、とても感激している。ついにまどかとほむらの戦いが描かれるのだろうかとわくわくしている。しかし「新たなはじまり」みたいに言っているのが少し不安だ。もうまどかとほむら以外見たくないのに、新キャラや助六たちのやりとりとか再上演しないでほしい。叛逆で人間の理を超えた存在の愛と暴力を描いてしまった以上、もう気分として後には戻れない。デビルマン最終巻を読むつもりなのに、マーケティング的な尺伸ばしとかされたら困るな。などと予告動画いっぽんでつらつら語るくらいには俺はまどかとほむらの関係性が好きだ。

 新作のまえに「神話として読むまどか☆マギカ」的な文章を公開できないかとおもってちょっと書いています。グノーシス主義関係の書物を読まないとな…。


読書会やった

 アラスカ四世さんとかくまいくんとはじめて読書会をやりました。課題図書は『海底二万里』でした。まず最初に「思いのほかつまらなかった」というなかなかな感想をアラスカさんと私は言ってしまったんだけど、しゃべっているうちにオタク小説としての出来の高さに徐々に気づいていってヒートアップしていくという、とても楽しい読書会になった。オタク小説というのは「科学と文明とそのヤバさに魅せられたオタク」という意味で、ロボットアニメやシュタインズゲートまで日本のSFのひな型だが、『海底二万里』の時点ですでに完成しているという結論にいたった。技術に対するあこがれと賛歌があるだけでなく、その暴力性についてまで言及するのがオタク(科学マニア)視点のSFだと思う。『ゴジラ』や『風立ちぬ』のテーマやガンダムの兵器描写などがそうだが、それが1870年の『海底二万里』にもあった。すげえ作品だ。アラスカさんによるレポートが公開予定ですが、自分でもちょっとまとめたいな。

 しかし反省点は私がしゃべる量が多すぎたかなってこと。お二人はどちらかといえば口数が少ないタイプのオタクで、私はおしゃべりなオタクなので、セリフの比率が圧倒的に多かった気がする。もう少し人数がいた方が私以外にとってよいものになるかも。

漢文

漢文学びたいと、思い出したかのように言うようになって数年。いまだにロクに勉強していない。なにかいい方法はないだろうか。今日はフォロワーのhoshiさんという方の雑談ツイキャスを拝聴して、雑談配信やろうかなと思った。というところで漢文を読むだけの配信とかどうだろう。いやさすがにダメだな。

 適当に論語をパラパラ読んだんですが、『顔淵第十二 7 子貢問政章』という文章はなかなか興味深かった。「政治とはなにか」と問われた孔子は「食料を備蓄させ、軍備を充実させ、国民から信頼されるようにすることの三つだ」と答える。で、弟子に「どれかをあきらめるとしたらどれか」と問われると軍備と答える。「さらにどれかをあきらめざるを得ないとしたら」と問われて、食とこたえる。つまり政治においていちばん大事なのは民衆から信頼されることだということだ。で、理由について「人間はみんな死ぬ(古より皆死有り)」が「信なくしては国が立たない」と語るのだ。

 暴力がすべてを覆る時代でも軍事より民衆との関係性を重視するところは儒学らしいが、政治の安定のために最終的に国民が飢え死ぬのを許容するのはなかなか現実的ですごいなと思った。しかしそういうものかもしれないと思った。今のミャンマーみたいに内乱やクーデターでバタバタ死ぬよりは、ある程度の飢餓があっても、なんとか生活基盤としての国家がある状態のほうが救いがある状態かもしれない(軍事政権の方がマシだったなんて言うつもりはない)。そもそもすべてが矛盾なく半永久的に成立することが現代においては可能なはずなのだが…。

 さて、信頼が大事ということはなかなか今のコロナ対策についても言えるものかもしれない。

 はてな匿名ダイアリーの政治への批判文がバズっていたが、この「あきれ果てた」結果今度の緊急事態宣言はうまくいっていないという見方が支持されるところはまさに「信なくんば立たず」ということかもしれない。

 また『論語』には「道之以政。齊之以刑。民免而無恥。道之以徳。齊之以禮。有恥且格。」という言葉もある。刑罰でとりしまれば、民は法律の目をくぐることしかしない。徳と礼儀をもって秩序をつくれば、おのずから民は善を行う。という意味らしい。
 休業要請について罰金やリストアップで対応したことや、なんの効果があるともわからない灯火管制などはまさに齊之以刑ではないか。あの小池百合子の悪びれもせず君臨している感じはまさに悪の権力者という感じがする。これで再選されるようなことがあれば、都民は全員愚民ですと宣言するようなものだ(でも選挙の時にはみんな忘れてそう)。だが、いま求められていることは論語の言う「礼」でもないと思う。合理的な思考と金とワクチンを全力で買ってくることだろう。


立ち絵の差分が難しい

立ち絵の差分を作る作業をちまちましています。しかし差分ってのは難しいですね。かろうじて「かわいい表情」は描けても、その顔がほかにする表情を描きづらい。

 平面的な二次元絵というのはすごく微妙な塩梅で成立しているものだったりする。

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 たとえばこの絵は自分にしてはよく描けているとはおもうのだが、もし頭部が左右対称な形をしているとした場合、左目の位置はもっと右、つまりこちらから見て左側に寄らないといけない。あるいは鼻と右目と輪郭はもっと右に寄らせないといけないのだ。(わからない方は絵を左右反転とかしてみるとわかるかも)

 しかしそうやって正しく修正すると、むしろかわいくなくなるのだ。もうこの絵はその左右のバランスがおかしい状態でうまくいくように、意図せずに描いてしまったからだ。もう少し詳しく言うと正面顔の左目と横顔に近い右目が並ぶことで成立していると言える。

 というところまではいいのだが、そこで差分を描くとなると、改めて顔のパーツをゆがんだ配分に合わせて描かないといけない。それがなかなか大変なのだ。


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 特に目の閉じや半目は難しい。目の大きなキャラは目を閉じるとその部分がぽっかり空いてしまう。漫画ならそういうときには髪をのばしたり顔の比率をびみょうに変えたりできるが、差分の場合そうもいかない。この主人公の場合は目の影(アイシャドウ的にはいっている)で多少ごまかせた感があるが、そうした影のない平面的な目のキャラの対応にいまとても困っています。

 いまバストアップを貼っていておもったけどおっぱいちょっと垂れすぎかな?俺おっぱいに興味ないからどういうのがいいかわからん。


十三機兵おもしろすぎ

 ヤムニャン学園(tnhrの新名義)からPS4を譲ってもらったので『十三機兵防衛圏』をやっています。異常なほど面白くて怖い。というか俺がやりたいなと思っていたアイディアが俺がなせる出来の二倍くらいのクオリティで実現している。こんなに見たかったものを見せられた感覚ははじめてで、逆にイライラする気持ちすらある。これ俺が作りたかった!って憤慨しています。

 『十三機兵防衛圏』をなにかしらの点で超える作品を作ることが、人生の中期目標かもしれない。

にょ