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【読書感想】賢者の書

どうも、地方公務員のばたやんです!
今回は、久しぶりにドはまりして読み入ってしまった本の読書感想となります。

🔷賢者の書

著者:喜多川 泰
出版:ディスカバー21
発売日:2009/8/5(新装版)
    執筆は2005年

🔷どんな本?

〇あらすじ

毎日の暮らしと、思うようにいかない仕事に絶望を感じていたアレックスは、ある日、思い出の公園で14歳の少年サイードと出会う。サイードは9人の賢者と出会う旅を続けていて、この公園で最後の賢者と会うことになっているという。

アレックスはサイードの許しを得て、サイードの旅の集大成である「賢者の書」を読み始めた。そこには、サイードが14歳の誕生日を機にスタートしたさまざまな冒険譚と、賢者たちから学んだ最高の賢者となるために必要なエッセンスがしるされていて…。

人間は何度だって生まれ変わることができることを強く確信し、生きるエネルギーをもらえるファンタジー仕立ての自己啓発書。
https://books.google.co.jp/books/about/賢者の書.html?id=q6tGDAAAQBAJ&source=kp_book_description&redir_esc=y

〇どんな本なのか

あらすじでも書いている通り、「ファンタジー仕立ての自己啓発書」であることに違いはないのですが、私はこの本を「自己啓発スターターブック」と捉えられそうだと考えました。

少年サイードが得た賢者たちの教えはあまた存在する様々なジャンルの自己啓発本の基礎であるからです。

私は読書をしていて面白いと感じるのは、どこかで得た知識と今読んでいる本の内容がつながって自分の中に入ってくる感覚がたまらなく好きで、”なるほど”と納得するとともにつながりに価値が生まれたように思うのです。

スターターブックと位置付けたのは、本書をまず読んでからいろいろな自己啓発書を読んでいただくと、「あ、これは第〇の賢者の教えだな」とか「ここって賢者の書のこういう考え方と繋がりそうだな」と主体的な読書の助けになると思ったからです。

また、内容もファンタジー小説のように物語が展開していきますのでとても読み進めやすく、体系的に成功者の考え方を知ることができます。

〇読む際の注意点

読む際の心持で気を付けたいのは、少年サイードと同じように学ぶ姿勢で読むこと。

少年サイードが出会う賢者たちは教えを教授する存在であり、賢者たちの言い回しは読み手から見ていると少々説教くさい文章が続きます、ですので学ぶスタンスで読んでいかなければ途中で読むのが苦しくなると思われます。

せっかく読むのでしたらよりよい実りある読書をしてもらいたいですから。

🔷本書の感想

音声配信アプリ「Voicy」で良いビジネス書の選び方というテーマの配信を聴いていたのですが、そこでは”深さと分かりやすさ”この2軸で選んでいくとよいと解説されていました。
それに当てはめると本書はかなりおすすめができる1冊なのかなと感じております。

・分かりやすさ

分かるとは、読み手にとって要素を分けて受け取りやすいかということで、体系的に分解されて整理されているか、そしてその内容が中高生でも理解ができるか、という基準で選ぶとよいと説明していました。

本書は、ストーリー仕立てとなっており賢者の登場順番が体系的に整理されるように考えられていると感じました、そしてファンタジーというテイストから中高生でも理解ができる文体で書かれています。

・深さ

内容・テーマの深さを測りたいときに「3つの突っ込み」を入れながら読んでいくとよいと説明されていました。

  1. So what(新しい発見があるか)

  2. Why so(突っ込みどころが多すぎないか)

  3. So how(具体的か)

本書を読んでいくと、私にとっては新しい発見につながる事柄が多く見受けられました、本書をビジネス書の入門として読む方にとってはきっと新しい発見や気づきがあると思います。

全体的に賢者たちが教えてくれる教えは、幅を広くとって一つ一つはそこまで深く書いていないので論理の面で突っ込むということは多くなかったです、また読み手にわかってもらえるように少年サイードとの掛け合いにしている部分やたとえ話を交えるシーンもありますのでそこまで難しいとは感じませんでした。

このようなことから、おすすめのビジネス書であると思い、本書を自己啓発スターターブックと位置付けたのです。

🔷学べること・得られること

本書を読んで学べることをグラフィックにまとめてみました、これから読む人はどんな内容か想像しながら読み進めてもらえるとよりはまり込めるかなと思います。

9つのピース


この記事の内容が誰かの力や気づきになれれば幸いです。

それでは、地方公務員のばたやんでした。

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