batons by bagasse upcycle

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  • バトンズ by Bagasse UPCYCLE

    バトンズは、サーキュラーエコノミーの発想で新しいアパレルサービスを展開する株式会社バガスアップサイクルが運営するマガジンです。月に1本、地球や地域の未来を共に考えるキーパーソンのインタビューを掲載しています。

最近の記事

シェアリングエコノミーが拓く地域の可能性とは? -キーワードは「二次流通」「デジタル」「共同体意識」

バガスアップサイクルは、製糖産業の余剰資源からかりゆしウェアを製造し、1着のかりゆしウェアの着用価値を多くの人でシェアすることで、アパレル産業における新しいサーキュラーエコノミー(循環経済)モデルの創出に取り組んでいます。消費が地球環境に与える負荷を低減するだけでなく、自然や地域、コミュニティとのつながりを感じられるという新しい価値を生み出すサーキュラーエコノミーですが、近しい概念に「シェアリングエコノミー(共有経済)」があります。バトンズの2024年初記事は、シェアリングエ

    • 世代を越えて受け継がれてきた琉球紅型。若手の担い手2人が模索するサスティナビリティとは?

      琉球紅型(りゅうきゅうびんがた)は、早くは13世紀ごろに起源を持つと言われる沖縄の伝統工芸です。バガスアップサイクルは、知念紅型研究所十代目の知念冬馬さん、紅型研究所「染千花」の知花幸修さんとコラボレーションしたオリジナルデザインのかりゆしウェアを通して、紅型の魅力をより多くの方に伝える取り組みをおこなっています。琉球王朝の時代から受け継がれてきた紅型を、現代の担い手であるお二人はどのように捉えているのか、バガスアップサイクル代表小渡晋治がお話をお伺いしました。 小渡 図案

      • 小さな気づきとアクションで"つながり"を取り戻す。「サンゴに優しい日焼け止め」と「プロジェクトマナティ」

        累計数万個の販売実績を持つ「サンゴに優しい日焼け止め」と、100ヶ所以上のパートナーネットワークに成長した「プロジェクトマナティ」。今回のゲストは、沖縄で生まれた2つのスタートアップを発案・創業した金城由希乃さんです。 9月にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)のフォーラムに招聘されプレゼンテーションを行うなど、多くの人に影響を与え続ける金城さんですが、事業を起こしたきっかけは、自分自身に起きたできごとから心に芽生えた小さな違和感だったそう。地道な事業展開の動機について、

        • 沖縄育ちの独自技術で農業をサスティナブルに。世界市場を目指すEF Polymerの挑戦

          気候変動によるかんばつの頻発と人口爆発が同時に進行する世界で、持続可能な食料生産をどのように実現し得るか。EF polymer(イーエフポリマー)株式会社は、そんな壮大な問いに向き合う沖縄発のベンチャー企業です。 同社が保有する独自技術は、これまで廃棄されていたバイオ資源を原料に、土壌を劣化させずに保水性を高める完全オーガニック(※1)の生分解性ポリマーを製造するというもの。エコフレンドリーなプロダクトを通して、世界各国の農業の課題に果敢に取り組む同社取締役COOの下地邦拓

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          6本

        記事

          人と人のつながりが循環を生む 那覇まちぐゎ〜経済圏の価値と未来 

          国際通りの南側に広がる「那覇まちぐゎ~」は、第一牧志公設市場を中心に20もの通りが縦横に連なる商人の街です。外間ゆりさんは、このまちぐゎ~で菓子の製造・卸・販売を始めて今年で70年になる外間製菓所の三代目。「まちぐゎ~の後継ぎになりたい」と2021年7月の那覇市議会議員選挙に29歳で出馬し、初当選しました。 そんなゆりさんは、バガスアップサイクルのシェアリングサービスを利用してくださっているお客様でもあります。ゆりさんが生まれ育ったまちぐゎ~に息づく循環について、お話を伺い

          人と人のつながりが循環を生む 那覇まちぐゎ〜経済圏の価値と未来 

          沖縄県産ブランド「MAJUN」が描くかりゆしウェアの未来

          沖縄を代表するかりゆしウェアブランドのひとつ「MAJUN」を運営する日進商会は、2022年に経営理念を刷新しました。 新しい理念は「快適な価値ある商品とホスピタリティを創造し、地域社会に貢献する総合繊維産業」。 制服などの製造卸売業から始まった同社の事業は、2000年のかりゆしウェア市場参入に伴って小売業に拡大。現在では沖縄内に3店の実店舗を構え、オンラインショップも積極的に展開しています。 生活者との間に直接的な接点を増やし続ける狙いとは?「店舗に来たお客様にホスピタ

          沖縄県産ブランド「MAJUN」が描くかりゆしウェアの未来