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20年以上前のパソコンソフト

実家にポツンと残されていたハードディスク。中を覗いてみたら、まるでタイムカプセル。懐かしい写真が出てました。

今ではパソコンソフトはインターネットからダウンロードして入手する時代ですが、当時、一般家庭では電話回線を使ってインターネットに接続していたため、家の電話がかかってきたら切断されてしまうという、今の常時接続当たり前の時代には考えられない環境でした。

速度も電話線は56Kbps。試しに今、うちの光回線の速度を測ってみたところ、17.16Mbps=17,160Kbps。約300倍の速度で、更に安定して通信できているということになります。

例えるなら、歩くスピードが4km/hぐらいなので、20年後にはみんな音速で歩いている世の中なわけです。当時そんなことは想像つきませんでした。
56Kbpsも論理上の最大値ですから、実測はその半分も出ていなかったとすると、実質700倍・・・もはやコンコルド並みの速さ。この記事を読んでいる方はおそらく知っていると思います。

話がそれてしまいましたが、そんな速度でしか通信できなかったため、ダウンロード販売なんてものはなく、商用ソフトはほぼパッケージ販売でした。

あまりにも懐かしいので、左から思い出してみます。

VisualBasic

大学生の頃、プログラミングにハマって買いました。アカデミック版という学生や教育機関には安く売るパッケージがあり、学生証を見せると半額の2万円ぐらいで買えました。半額で2万円ですよ。プログラムするのに。

今は、VisualBasicはもちろん、C、C++、C#、Java・・等、
タダでプログラミングの勉強ができるのですから本当にいい時代です。ただ、私の場合、タダだと勉強しなかったかもしれません。
2万円もかかったからこそ、本気で勉強できたのかもしれません。

PhotoCrew

このソフト知っている人はいないでしょうね。ご存知の方いたらこのソフトで一晩飲みながら話ができそうです。

当時から画像編集はPhotoShopでしたが、とてもじゃないけど貧乏学生には手の届かない代物でした。そんな中、これは6千円ぐらいで買えてそこそこ画像の編集ができたコスパの良い画像編集ソフトでした。

このソフトはかなり極めたので、これが今でも使えたら、ブログの画像とかも自作してもっとオリジナリティを出せたと思うのですが、既に開発が終了しまい、もはや手にはいりません。無念・・

やはりソフトを選ぶ際には、そのソフトが末永くみんなに使われていくかどうかが重要な判断ポイントだと思います。使う人が少ないと開発が終了する可能性もあるわけで、そういう意味で、やはり高いけどPhotoShopが安全なのでしょうか。

一太郎

文章入力と言えば、今でこそMicrosoftのWordとIMEがスタンダードですが、Windowsの前のMS-DOS時代は、日本語の文章を作ると言えば、一太郎とATOKという組み合わせ一択だったと思います。富士通のOASYSも根強い人気でしたね。そんなわけで、やはり美しい日本語を効率よく入力するには、国産のワードプロセッサでしょう!ということで、私も使っていました。

しかし、社会人になったら、会社はワード一色。ビジネス文書ならワードで十分かもしれません。ただ、やはりワープロとしての性能、書式調整のし易さなどは一太郎の方が上でしたし、日本語変換のATOKはIMEなど玩具に見えるぐらいの変換効率の良さでした。

私もつい10年前ぐらいまではお金払って使っていましたが、IMEの変換精度が上がってきたことや、天下のGoogle様がGoogleIMEを作ってしまったので私の中ではATOKは駆逐されてしまいました。ごめん・・・

最近は、物書きさんぐらいしか使っていないのではないだろうか・・・
そもそもね、値段が高いんです。やはりユーザが減ってるから価格を上げざるを得ないのでしょうか・・・

SimCity2000

当時人気のあった市長になって都市を作っていくシミュレーションゲームです。パソコンの中に自分の好きな街を作っていくのは本当に楽しくて狂ったように街を作ってました。

都市を発展させるため、工業地帯を作ったら公害問題が発生する
工業地帯作らないと人が集まってこない
警察署を建てないと犯罪率上がる
消防署を建てないと火事の時に消防隊を派遣できず燃え尽きる
いろいろ建設するには金がかかるから税金上げれば市民からクレーム
なかなかリアルで世の中って難しいんだなぁ
・・と思った記憶があります。

そこそこリアルなのに、市長が道路を作りたいという理由で民家やマンションを破壊しても誰からも咎められないのは、やはりそこに快感要素があるからでしょうかね。

ちなみにググったらまだあるみたいです。すごいリアルになっているみたいなのでちょっとやってみたい気もしますが、ゲームにハマると富樫先生のように夢中になっていろんなものが滞ってしまうので、老後に取っておきます。

これを書いていたら久々にやりたくなったので遊んでみました。

ウイルスバスター97

はい、あのウイルスバスターの1997年版です。私、今気が付きましたが、ウイルスバスター歴20年以上です。浮気は一度もございません。

当時、最新のウイルスパターンファイルがインターネットを使って受信できるの?すごい!! と思った記憶があります。そんなウイルスバスターも今ではクラウドですからね。20年でいろんなものが進化しました。

今にして思うこと

ダウンロード販売はかさばらないし、楽でよいのですが、やはりパッケージ販売のあのでかいパッケージを買って、家に持ち帰って、パッケージ開封。

CD-ROMの表面のデザインを楽しんだり、紙のマニュアルから放たれる独特の新しさを感じる匂いを楽しみながら、CD-ROMをドライブに入れてインストーラーを起動するワクワク感。

あれはパッケージ版ならではの良さだったと思います。ちょっとノスタルジーを感じながらこのノートを書いたわけですが、今、欲しいソフトのバッケージ版とダウンロード版があったら、、、迷わずダウンロード版です。

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