音郷文庫

「この世界のどん底の音楽を。」をテーマに歌うボカロP「音郷家/◎P(バウムクーヘンP)…

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「この世界のどん底の音楽を。」をテーマに歌うボカロP「音郷家/◎P(バウムクーヘンP)」の記憶の欠片です。覗きたい時代を選んで、わたしの記憶を読むことができます。 全ての記事は100円からスタートし、一部売れるごとに10円ずつ値上がりします。(料金でその記事の人気度がわかります)

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自己紹介

こんにちは。今日もお疲れさま。 音郷家です。 「この世界のどん底の音楽を。」をテーマに、初音ミクさんをはじめとする4人のボーカロイドたちと一緒に心の叫びを歌っています。 2022年11月から、2024年2月までYouTubeで毎週投稿をしていました。 チャンネル登録者数もおかげさまで4桁になりました、ありがとうありがとう。 noteでは、個人的なわたしのことを書けたらいいなと思っています。 とりあえず自己紹介を。 2月9日生まれのおんなのこです。血液型はABぽいとよく

    • 来世に期待しよう(高校時代の話④ – 中退)

      「通信制高校に転入しなさい。」

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      • 学校行きますか、人生やめますか(高校時代の話③ – 留年)

        あの時ほど、自分が未成年であるということをひどく恨んだことはなかった。 とりあえず抑うつも少し落ち着いたということで、高校2年生の秋に精神科思春期病棟を退院したのですが、 長い間入院していたため出席日数が足りず、もう進級できないと学校側からの連絡がありました。 わたしに与えられた選択は2つ、留年するか中退するか、 ではなかったんです。

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        • パパ活女子と、わたしと。(精神科思春期病棟に入院した話)

          パパ活。最近になって、ネットやニュースでよく取り上げられる話になった気がする。 人生の時間をピアノと勉強にしか使ってこなかったわたしは、高校2年生の当時に至るまでパパ活(援助交際)という概念を全く知らなかった。 自分が縛りつけられもがき続けてきた受験戦争の世界は、この世の中の本当に狭い一部分でしかなかったことを、思春期病棟で思い知らされた。

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          数千錠の薬が、体を襲う。(高校時代の話② - 不登校)

          高校2年生になったばかりの4月の終わり。 その日もいつも通り、数十錠の薬が回った頭で真夜中までかかって課題を片付け、ベッドに横になりました。 朝まであと数時間しかありませんでした。 吐き気がいつもより酷いような気がしたが、まあ、うとうとできればそれで良かった。 また朝になったら学校への道中で薬を飲むのだから。 そう思って目を閉じました。 母親がわたしの名を呼んでいる声で気がつきました。 辺りは明るく、もう朝です。 ああ、また朝か。そう思っていつも通り身体を起こそうとしたら

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          数千錠の薬が、体を襲う。(高校時代の話② - 不登校)

          秀才に紛れたOD依存者。(高校時代の話① - 学校生活)

          地味な髪型に黒縁メガネ。制服のボタンを1番上まできっちりと留め、一切の私語をせずに参考書を読んで休み時間を過ごす。 そんな絵に描いた秀才の集団の中に、わたしは紛れていました。

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          秀才に紛れたOD依存者。(高校時代の話① - 学校生活)

          偏差値75の進学校へ(高校受験の話)

          手首は傷だらけだった。 今誰かに抱きしめられたら、泣き崩れて二度と立てなくなるだろうなと思ってた。 でも、もう引き下がれなかった。 中学受験に落ちた償いをしなければいけなかった。 県で1番の公立高校に合格したら、母親はわたしを許してくれる。 だから、死ぬ気で勉強した。 実際、落ちたら死のうと思ってた。

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          偏差値75の進学校へ(高校受験の話)

          生まれて12年、もう死にたい。(中学時代の話)

          入学式の直前になって、地元の制服屋さんに駆け込み採寸をした。 まさか中学受験に全落ちして、地元の公立高校に通うなんて、 わたしも、家族も身内も、誰1人想像していなかっただろうから。

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          生まれて12年、もう死にたい。(中学時代の話)

          優等生の大転落(中学受験をした話②)

          勉強しようねって言われたから、勉強してた。 この私立中学に行こうねって言われたから、受験生になった。 塾に通おうねって言われたから、塾に通った。 宿題は2周はやるんだよって言われたから、2周やって提出してた。 板書以外のこともノートに取ろうねって言われたから、たくさんノートを取った。 この日この時間にテストを受けてねって言われたから、受験した。 この私立中学に入学するんだよって言われた けど、 わたしは初めて、言われた通りできなかった。 落ちた。

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          優等生の大転落(中学受験をした話②)

          地元一の優等生(中学受験をした話①)

          塾長の社会の先生は懇談で、その生徒の成績表を見ながら言った。 「お子さんの学力なら、どの私立中学でも余裕ですよ。」 自分の校舎に模試の成績が1位の生徒がいることが、嬉しくてたまらなかった。

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          地元一の優等生(中学受験をした話①)

          トイレだけが居場所。(幼少期の話②)

          10分前にトイレに行ったはずなのに、その間に水も飲んでいないのに、 またトイレに行きたくなる。 そんな経験を、みなさんはしたことがありますか。 とても緊張する出来事に直面した時に、感じたことがある人もいるかもしれませんね。 それが、わたしの幼少期でした。

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          トイレだけが居場所。(幼少期の話②)

          優等生の仮面を被ったサイコパス。(幼少期の話)

          生まれた場所は、何の変哲もない一般家庭だと思います。 専業主婦の母と、会社員の父のもとに生まれた、一人娘です。 少し厳しいけどしっかりした妻と、頼りないけど温厚な夫、この2人ならきっと大丈夫だろうと思って、神様も子どもを2人に授けたのかな、なんて思う。 幼いわたしは、典型的な「お利口さん」でした。 静かにしなさいと言われたら口を閉じ、宿題をしなさいと言われたらすぐにテレビを消し、いつしか、何も言われなくてもやることを済ませておけるような、手のかからない子どもでした。 親

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          優等生の仮面を被ったサイコパス。(幼少期の話)