見出し画像

龍ノ口

お経をあげることって、
あんまりないかもしれません。
「なんまんだぶなんまんだぶ」とか
「なんまいだー」とか
お手てのしわとしわをあわせて「なーむー」とか
テレビのCMやドラマで耳にしたことがあるかもしれません。

この「南無」というのは「・・・の教えに従います」という
意味があるそうで、
「南無 阿弥陀仏」ととなえれば「阿弥陀仏」の教えに従います!
「南無 妙法蓮華経」ととなえれば「法華経」の教えに従います!というわけです。

「南無妙法蓮華経」と唱えた「日蓮」が生きた時代は、
「鎌倉大地震」を皮切りに、天地異変、疫病の流行、飢饉などの災害が連続していたところへ、他国からの侵略という数々の困難に直面していました。
今より800年も昔のことであはありますが、なんだか今のこの世界と通じるものがあります。

日蓮はこの日本の危機を「法華経」を信仰することで乗り越えることができると強く唱える一方、幕府や他の宗派の怒りを買い、龍ノ口処刑場にて処刑されることとなりますが、処刑寸前に月のように光輝くものが飛んできて刀を3つに折り、奇跡的に刑を免れたというエピソードが残っています。

処刑場へ向かう弟子たちの祈りの声が、日蓮を救ったのかもしれません。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?