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【自由詩】出会いを大切に(音楽&短歌付き)


(酒井貴弘1さん撮影)

生涯に出会う人やモノの数は

それほど

桁はずれにふえることは

ないけれど

(酒井貴弘2さん撮影)

会いたいと

思った人には

迷わず会いに

ゆく

一つの出会いは

必ずひとつ

自分のなかの

新しい扉を

ひらいてくれるから

(酒井貴弘3さん撮影)

この出会いを

大切にしないとね

出会いは

偶然の

花信風

立ちて

(黒田明臣さん撮影)

気づけば

眼の前の

花あかり

気づきて

思いの火

を知る

(酒井貴弘4さん撮影)

その花時

大切にし

心の中で

縁と言う

名の糸を

くるりと

結ぶ

(酒井貴弘5さん撮影)

そして

「会う」を

次の

「逢う」に

つなげていきたい

(酒井貴弘6さん撮影)

その出会いの中で

「また逢いたい」

人になれたら

とても素敵だ

【勝手なタイアップ曲(^^♪】

【勝手にタイアップ短歌(*^^)v】

短歌に限らず、本との理想的な出会いは、ある日、ふらっと立ち寄った書店で、偶然手に取った小説や歌集、それを、ぱらぱらとめくって、琴線に触れる言葉や歌に出会う、そういうことだと思う。

そんな歌集を、ご紹介(^^)

「笑ふより泣くより怒るより前を見つめ続けるといふ感情」
(山田航『さよならバグ・チルドレン』より)

「ジャグラーが辞儀ふかくして投げあげる白帽昼の月となりたり」
(松本典子『ひといろに染まれ』より)

「ゆずの花、咲いてゐるよと君呼べばそのたまゆらをにほふ柚の花」
(三島麻亜子『水庭』より)

「藤の花のにほひしづかに降りてきてわれに王者の夕暮れがくる」
(経塚朋子『カミツレを摘め』より)

「開けっ放しのペットボトルを投げ渡し飛び散れたてがみのように水たち」
(近江瞬『飛び散れ、水たち』より)

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