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短い言葉で適切に語れる人になりたい!

以前、お客様との打ち合わせの時に、自分の話、話し方がどんなものであったか、反省するためにも、録音していた時期がありました。

そして、後で聞いてみると、論点がぼやけていたり、自分でも話がくどいなぁ、と思うことも多々あり、専門的な言葉で長々と話をしたとしても、それが相手に伝わらなければ、それは話している人の自己満足に過ぎないことを痛感しました^^;

何を話したかではなく、どれだけのことが相手に伝わったのかを重視して、相手の目線に合わせて話をする。

それは、話している最中に、自分の説明に酔っている時や、相手の顔を見て、分かってなそうな雰囲気を感じた時、そうなることが多かったですねぇ^^;

話し方を知らない時は、多く説明すれば、分かってくれるだろう、と思っていたんでしょうねぇ^^;

どうすれば自分の思いが相手に正確に伝わるのか?

自分自身の話し方や態度をもう一度振り返ってみるためにも、もし、自分がそれを聞いている側だったら、どう感じるのか考えてみる視点が大切です。

自分がどんな言葉を使い、どんな話し方をしているのかチェックしてみる。

もし違和感があるのなら、言葉や話し方を修正することで、考え方を変えていくべきだと考えています。

自分の考えは、自分の言葉になって現れ、且つ、自分の言葉は、常に、自分の心の状態を象徴的に表現しています。

情報や知識が増え詳しくなれば、その分、伝える技術も大切になってくるし、自分が自己満足して話していても、それが相手に伝わらなければ、話の価値はないため、常に、相手の目線に合わせて、相手がわかるように伝えられる様に言い方が重要です。

また、良く理解していないから、話(表現)が難しくなってしまうことって、多いように思います。

しかし、本当のところは違う場合が多いとも知っていたんでしょうが、自分の無知を埋めるために、さらに、その無知をひけらかす事とも知らずに、言葉に言葉を重ねていただけ・・・・・・

どんな言葉を使うか、つまり難しいことをどれだけシンプルな言葉で説明できるかが重要なのに、ね(^^)

だから、本当に賢明な人は、言葉を多くすることなく、人の理解の目を開かせることが出来るんでしょうね。

ブッタも、「多く説くからとて、そのゆえに彼が賢いのではない。」と言っていますしね^^;

そうなんだよねぇ。

要は、大切なのは言葉の使い方。

人生にとって最も大切なことは、心のもち方よりも、言葉の使い方であって、国語の問題だと思って、どんな状況でもプラスに表現できるように、言葉の使い方から気持ちを変えていければ良かなって、そう考えています。

実際に、積極的、肯定的な言葉を意識して使うようにしてみる練習してみませんか?

例えば、この世には善も悪もなく、自分の思考がそれらを作り出していると仮定すると、自分が抱えている問題は悪ではなくなりますよね。

それは、自分にとって、問題を克服する絶好機なのだと考えれます。

つまり、どんなことでも必ず肯定的な表現はできるのだから、国語の問題を解いていくように、一つの出来事を肯定的な言い方で表すと、どう表現できるかを毎日続けて練習していかなければ、そう簡単に思考は変えられないんだよね^^;

全ての出来事を肯定的に考えられるように思考を変えていける様に、全て肯定的に表現してみる。

そうなれるように、下記に示す様な国語力を磨いていかないといけませんね(^^)

1.勉強は国語がすべて

勉強はやっぱり国語の力。

本当にそう。

国語ですべてが決まる。

では、国語ができるのは、

①漢字が読める

②漢字が書ける

③文章を読める(音読が上手)

④文章の意味をつかめる

⑤文章が書ける

この5点に集約できると思います。

2.記憶力とは国語力ほかならない

国語力がないと暗記もままならない。

ピーター・ラッセルは、「頭脳の本」の中で、以下のようなことを述べています。

「記憶を以前の記憶にぶら下がっているフックに例えることができる。つまり、新しい事柄をすでに知っている事柄とはっきり関連づけるときに、記憶は強化される。」

【参照図書】
「ブレインブック - みえる脳 (原書第3版)」養老孟司(監修)内山安男/柚崎通介(翻訳)

「ブレインブック - みえる脳 (原書第3版)」養老孟司(監修)内山安男 柚崎通介(翻訳)

つまり、国語力のある人は、とにかく語彙が豊富。

豊富な語彙というのは、いろんな雑学を背景としていることが多いのです。

そして、雑学といった単に頭の知識だけでなく、実体験が豊富なこともボキャが豊富な人の特徴です。

だから、いろんな雑学、そして、実体験に裏打ちされた語彙というのは、上記の記述にもあるように頭の中でフックの役割を果たします。

語彙が豊富であればあるほどそれと比例して引っ掛けるフックの数も多い。

だから、新しいことを頭の古い知識と結び付けてすぐに理解できる。

すぐに覚えられる。

そしてすぐには忘れない。

反対に国語ができないということは、語彙が貧困ということだから頭の中で引っ掛けるフックの数も当然少ないということになります。

だからなかなか理解できないし、なかなか覚えられない。

やっとこさ覚えたとしてもそのフックが弱いからすぐに外れてしまって、忘れてしまうんです。

では、どうしてすぐに外れてしまうのか?

語彙が豊富な人は、フックが多いと書きましたが、ひとつの新しい知識を、ひとつの古い知識に引っ掛けているのではありません。

いろんな多方面の知識と関連付けているのです。

つまり、2重、3重のフックで新しい知識を頭の中に引っ掛けているわけです。

だから、すぐには、外れない、つまり忘れないということになります。

だから、何かを暗記するにしてもそれは、国語力があっての話。

語彙が貧困だと悲しいかな暗記することも難しくなります。

ただ暗記しようとしても、言葉の意味を知らなければ当然なかなか覚えられないし、覚えたとしても丸暗記になってしまい、変換が効かないことあるいは応用が利かないことになってしまいます。

ですから、言葉の意味を知らないで、また。ボキャが貧困な状態で暗記するということは、我々が、WindowsのシリアルNoやカスタマーIDといった意味不明の数字やアルファベットの羅列を覚えるようなものなのです。

こんなもの覚えられませんよね。

覚えられないのに、無理やり覚えらされたらどうでしょう?

嫌いになってしまうのは当然ですよね。

3.語彙の不足は、圧倒的に不利

当たり前のことかもしれませんが、言葉の意味を知らないで漢字を覚えようとすることは、前述した通り、大人がパソコンの意味不明に羅列されているカスタマーIDやパスワードを覚えるようなもの。

そんなの覚えられるわけがない。

そして応用して覚えた漢字を使えるようになるわけがないということです。

言葉を知らないという語彙の不足は、頭の中で思考する際、圧倒的に不利な状況となってしまいます。

4.日本語が分からないから勉強が分からない

例えば、勉強が分からないと言っている子供たちが置かれている状況は、日本語がどれだけ理解されているかで、違ってきます。

分かっているようで分かっていないのが、実は、日本語なんですよね。

5.豊富な語彙は絶対的なアドバンテージである

日本語を知らないと国語はもちろんのこと色んな面で理解不足に陥ってしまいます。

そう、程度の差こそあれ、分かったつもり病に罹ってしまいます。

6.国語力を身につける3つの方法

では、理解力をアップするのに不可欠な国語力はどうすれば身につくのでしょうか?

国語力アップの方法は3つ

①文を読むこと(これは、読書しかない!!読書とは想像力であり創造力でもあります)

②文を書くこと

③会話(思考力を鍛える基本は『なぜ?』です)

この3つに尽きます。

なぜこの3つかというと、これ以外に語彙を増やす方法はないからです。

語彙が豊富であるとは次の2点が関係しています。

①たくさんの言葉を知っていること

②たくさんの言葉を使えること

では、なぜ語彙が豊富だと国語力がアップし、理解が促進できるようになるのでしょうか?

そもそも、

①≪理解する≫

②≪記憶する≫

という勉強において最も基本となる作業が脳の中でどのように行なわれているのか?

このことを考えると、語彙が豊富だということがいかに有利かを理解することができるでしょう。

7.<理解する>とはジグゾーパズルと同じ

<理解する>とは<頭の中にある古い知識と新しい知識を結びつけること>です。

例えて言えば、ジグゾーパズルのピースとピースをあわせるようなもの。

新しい知識が人間の脳の中に入ってきたとき、脳の中ではどんな作業が行なわれるのか?

その新しい知識と結びつけることのできる頭の中にある古い知識がGoogleみたいに自動検索されます。

つまり、語彙が豊富な人は頭の中に言葉や経験、知識というピースがたくさんあるので新しい知識と結びつく古い知識が検索の結果たくさんヒットする。

そして理解できる。

ところが語彙が貧弱だと結びつける言葉や経験といったピースがすごく少ないために新しい知識は結びつかないまま宙ぶらりんの状態になる。

つまり<分からない>ということ。

Googleの検索で例えると「完全に一致する結果がありませんでした」というようなものです。

だから語彙が豊富であるということ、つまり、国語力があるということそして、そのために、たくさん読書をしているということがいかに仕事や勉強にとって有利かというのがよく理解していただけたかと思います。

8.記憶とは

理解する上で記憶力も重要です。

記憶とは分かりやすく言えば<ビデオテープ方式>。

つまり<右脳>(脳の中でイメージを司る領域)で映像を録画し<左脳>(言語を司る領域)で右脳で録画したテープにラベルを貼るという仕事を行なうということです。

また記憶とは、

①保存する

②保存した記憶を必要な時に引き出す

という2つの作業が関係しているそうです。

前述のビデオテープ方式というのは上記の①、<保存する>という作業をさしています。

覚えていたのに忘れてしまったというのは記憶という引き出しから、情報が紛失してしまったのではなくどこにしまったのか、分らないという状態をさしています。

部屋に例ええれば、ぐちゃぐちゃの部屋から必要なものを探し出すようなものなのです。

しかし、部屋がきれいに整理整頓され引き出しごとに、ラベルが貼ってあったとしたら必要な時に探し回ることなく簡単に取り出すことができる。

いわゆる記憶力がいいといわれている人は、部屋に例えればこんな感じなのでしょう。

でも、何をするにしても大切なことがあります。

1年後は60%

3年後は40%

5年後は15%

10年後は5%

30年後は2%

50年後は0.7%

100年後は0.03%

これは何の確率だと思います?

設立された会社の存続率だそうです。

継続させるということはすごくエネルギーが必要。

というのも人間は本質的に怠慢だからです。

だから継続させることは、人間の本能に反することだといってもいい。

ちょっとほっとしますよね。

しかし、ダイエットにしても、習い事にしても、健康にしても、そして勉強も・・・・・・

続けて初めて、効果や成果が出る。

続けてはじめて楽しくなる。

だから、継続させることが自分との闘いで厳しいものとなったとしても、是非、色んな関係の中で励ましあいながら、何かを続けて欲しいと思います。

ただ、続けなければいけないと強く念じていたとしても、そして決意していたとしても、続けられるものではない。

やはり続けていく上での工夫が必要なんですよね!

ここで、ちょっと、息抜きに、こんな曲でも、如何でしょうか?(*´艸`*)

パーマ大佐「国語のテストを受けた人なら100%共感する曲」

最後に、下記の【参考記事】から国語力に関する文章を引用しておきますので、参考にしてみて下さい。

”仕事に必要な力を挙げてもらうと、人によってさまざまだ。

論理的な思考やプレゼンテーション、あるいは創造性、行動力、人間力なんていう人もいる。

だが、私は最も初歩的なものとして、「国語力」を推したい。

最低限、仕事をするのには、小学校の頃からずっと教わってきた、「国語」ができればよいのであって、特別なことは何もない。

だから、究極的には、仕事ができるようになるためには、

「本を読め」

「文章をかけ」

「人と話せ」

でいい。

そうして、半年、1年と基礎的な訓練を地道にこなしていくうちに、人は見違えるように仕事ができるようになる。”

”論理的思考力に必要なのは「伝えたいこと」を整理する力だ。

福嶋さんは、考えを整理するための手法として、「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」の3つの力を提唱している。

1.言いかえる力(抽象・具体の関係を整理する力)

2.くらべる力(対比関係を整理する力)

3.たどる力(因果関係を整理する力)”

”国語力を磨くには「インプットよりもアウトプットを習慣化することが大切」だと福嶋さんは言う。

「国語力を磨くには、本をたくさん読むことが大事」だと考えている人は多いのではないだろうか。

もちろん間違った考えではない。

しかし、書く、あるいは話すという作業は、まず伝える内容を自分自身が理解していないとできない。

書きはじめると、どうしても書けない部分がでてくる。

すると、自分の無知に気づくことができる。

そこで、必要な情報をインプットするのだ。

アウトプットしながら、足りない部分をインプットして補足していく。

その作業を通して、読む力・聞く力も付いてくるのだそう。

人前で話したり、書いたものを人に見せたりする中で、「伝わらなくて恥ずかしい」という思いを経験すること。

そして、伝わらなかったとしたら、中編で紹介した国語力アップの秘策「言いかえる力・くらべる力・たどる力」の中でどれが足りなかったのかを反芻する。

この繰り返しが、国語力アップにつながるのだ。”

”最後に、文章を見返す時のチェックポイントを紹介したい。

それは、7つの観点で見て、文章の揺れがないか確認することだ。

1.時間(過去・現在・未来、連続的・断続的など)

2.空間(上下、遠近、前後など)

3.自他(主観・客観、自立・依存など)

4.心理(楽しい・苦しい、誇らしい・恥ずかしいなどの心情)

5.五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚など)

6.目的・手段(なんのために・どうやって)

7.プラス・マイナス(成功・失敗、正常・異常、など)”

「文字」では伝わらない想いがある!

「声」だからこそ伝わること、伝えていければ、嬉しいよね♪

【参考記事】

【参考図書】
「めんどくさがりなきみのための文章教室」はやみねかおる(著)

「めんどくさがりなきみのための文章教室」はやみねかおる(著)

「白石範孝の国語授業の教科書」白石範孝(著)

「白石範孝の国語授業の教科書」白石範孝(著)

「脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方」ジョン J. レイティ/エリック ヘイガーマン(著)野中香方子(翻訳)

「脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方」ジョン J. レイティ エリック ヘイガーマン(著)野中香方子(翻訳)

「ウェブはバカと暇人のもの―現場からのネット敗北宣言」(光文社新書)中川淳一郎(著)

「ウェブはバカと暇人のもの―現場からのネット敗北宣言」(光文社新書)中川淳一郎(著)

「遅いインターネット」(NewsPicks Book)宇野常寛(著)

「遅いインターネット」(NewsPicks Book)宇野常寛(著)


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