能「葵上」の六条御息所の告白の場面。
いったい何を見失った?
いったい誰の声を聴いた?
いったいどんな顔を見た?
いったいどんな自分と話した?
いったいそこには、どんな景色が広がっていた?
自身を守るものだと思っていた仮面は、自身を傷つける仮面だと気付き、自ら手放したのだと思う。
六条御息所の生霊が激高する枕の段

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