自分に許可を与えてあげる
自分に許可を出す、って意外にやっていないことが多いように思います。
たとえば、自分がハッピーになってもいいと思いますか?
無条件に今すぐハッピーになっても、そしてハッピーのままでいて良いと気持ちよく疑いもなく、自分でOKを出せますか?
それから、周りに助けてもらうことはどうでしょう。
自信を持つことには?
何かが出来ない(完璧でない)自分に対して?
自分の気持ちに正直になることに対しては?
自分が自分らしくいることに許可していますか?
こうあらねばいけない、というのが先に来て自分らしくいることに対してOKしていないときはないですか?
落ち込むことについてはどうでしょう?
人間だから、落ち込むことは起きます。
でも、落ち込んじゃいけない、と無理に踏ん張ろうとしたりして、それができないでいると逆に自己嫌悪や自信喪失の素になったりします。
そのときに、落ち込んではいけない、というよりはときには落ち込んでもいいんだよ、というように自分に許可を出す、落ち込む自分も受け入れる、認める、というような感じです。
他にも、少しはグチってもいいんだよ、とか、今日は泣いてもいいよね、とか。
悲しんでいいよね、休んでもいいよね、というように。
自分の感情を認めて、こういうときもあるさと受け入れられる、許可できるようになるとその時点でかなり気分的に楽になるはずです。
そういう意味で、自分に許可を出す、自分に許可を与えるが意外に大事なスキルではないかと私は考えます。
そもそも、たとえば元気でハッピーでいるのに、本当は理由もいらないし、誰かの許可もいりません。
が、自分でOKしていないと、元気でハッピーでいることはとにかく大変な作業になってしまいます。
また、たとえば何でも自分だけでやろうとしないで、ときには誰かに手伝ってもらえばいいのに、つい自分だけでやろうとするとき、もしかしたら、助けてもらう自分に対して、OKを出していないのかも。
または助けてもらう自分を認めていない、とか。
すると、必要以上にひとりで苦労したり、長く苦しんでしまったり。
苦労も努力もきっと意味があって、いずれは実を結ぶでしょうが、近道があるときはそれを選ぶのも悪くない。でも許可しないと近道が選べない。
皆さん、自分に本当に厳しくて、いろいろと自分に対して制約を設けています。
あなたが持っている、自分に対しての制約にはどんなものがあるでしょうか?
苦労しなければ、幸せになっちゃいけない。
甘えていてはいけない、周りに申し訳ない。
強くなくてはいけない、とか。
頼ってしまうのはそれは私の弱さでよくないことだ、とか、大人として自立して強くあらねば!とか。
もちろん自立することは大事ですが、それとひとりで無理するのとはちょっと意味合いが違います。
やすんじゃいけない、このまま走らなきゃ、とか、もっとがんばらなきゃ、甘えてはいけない、楽していては自分がダメになる、助けてもらうのは申し訳ない、などなどいろいろと出てきそうですね。
そんなこんなで、自分で許可を出すことを忘れがちです。
何かをすればいいのになかなかできないとき、実は自分でそうすることを許可していないことがけっこうあるものです。
もしかしたら私たちは子供のころのクセなのか誰かがこれをやっていいよ、やらなくていいよ、と言われないといけないような気がしてしまうのかもしれませんね。
そのほうが安心できるからでしょうか。
でも、今はもう大人になったし、自分で判断して自分で決めていい、と思い直してみましょう。
あなたが今、自分に対して出したい許可があるとしたらどんなことでしょう?
何かをする自分、何かをしない自分にOKを出してみてください。
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