「その胸に/いつかしのばせた海が/息絶える時の色を/おぼえていて」とはじまる詩「うたかた」。あの時、伝えるべきだった言葉やするべきだったこと、後悔を滲ませながらも最後は希望を感じさせてくれます。繊細なこころの震えを繊細な言葉で紡いだ詩集。読後、心がしんとなるような余韻を味わえる。
萩野なつみ_著__トレモロ_

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