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"好き"を伝える、教える仕事。人事のお話。〜前編〜

こんにちは!22卒内定者のももこです!

今まで、これから共に働く22卒内定者の仲間達を紹介してきました。
見てくださっている皆さん、どうですか?(笑)
“ベイクルーズ”という同じコミュ二ティーの元に集まった同期たちですが、それまでの道のりはみんなバラバラで、本当に個性豊かなメンバーが集まっています。

さて、今回は少し方向性を変え、
同じ広報のみずかちゃんと一緒に、ベイクルーズで働いている社員の方にインタビューさせていただきました!人事の大塚さんです!

すっごい深い話だったので、前編・後編でお送りします!

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名前:大塚 久嗣
出身地:大阪府堺市 出身
趣味:アクアリウム


憧れのジャーナルスタンダードに近づくため

ももこ:大塚さん、お忙しい中ありがとうございます。

大塚さん:とんでもないです!

ももこ:まず最初に、大塚さんの経歴を教えていただいてもよろしいですか?

大塚さん:はい。元々ジャーナルが凄く好きで、心斎橋のIENAがオープンするという情報を聞いていました。当時はアルバイトしか募集をしていなかったので、JOURNAL STANDARD・EDIFICE・IENAという希望順でアルバイトに応募したのが始まりです。

ももこ:最初はアルバイトで入ったのですね。

大塚さん:そうです。でも私の実家が散髪屋で、その時はまだ理容師の仕事をしていたんです。4年間理容師の仕事をしていたので、もちろんアパレルの経験は全くなく、未経験でB.C.STOCKでのスタートとなりました。その時に「異動もできるんですか?」っていう質問もしましたね(笑)。

ももこ:元々理容師の仕事を4年もしていらして、全く別のファッション業界に挑もうと思ったきっかけはあったのですか?

大塚さん:僕の場合、「ファッション業界で働きたい」ではなく、「ジャーナルスタンダードで働きたい」だったのです。JOURNALで働いている人の雰囲気が本当に素敵で、”格好いい”だけではなく人間的に凄く魅力があって、「この人たちの仲間になりたい」ってずっと思っていました。

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ももこ:大塚さんはどちらかと言うと、JOURNAL STANDARDの”もの”というよりは”ひと”に興味があったのですか?

大塚さん:最初は服入りでしたね。「なんじゃこれ!」と思うような個性的で格好いい服が多くて、そこから興味を抱いてお店に足を運ぶようになりました。


自ら掴み取ったチャンス


ももこ:B.C.STOCKからJOURNAL STANDARDへはどのようなタイミングで希望を出したのですか?

大塚さん:私がいたお店が移転することになったのです。その時退店は決まっていたのですが、出店の時期が半年伸びたんですよ。働ける場所がなくなったので、その半年間どうする?ということで「ジャーナル!!!」と思い希望を出しました(笑)。
元々JOURNAL STANDARDが好きで入ったので、「チャンスが回って来た」という感じでしたね。

みずか:それは入社してどのくらいの出来事でしたか?

大塚さん:一年経っていないと思います。

みずか・ももこ:は、早い・・・!(笑)

ももこ:B.C.STOCKからJOURNAL STANDARDと、丸々ブランドが変わったじゃないですか。やっぱりギャップだったり、壁に当たることは多かったですか?

大塚さん:もうギャップしかなかったです(笑)。
アウトレット事業をやっているブランドからプロパーのブランドへの異動だったので、ものすごく気概を感じましたし、もう品揃えから何から何まで全く違いましたね。

ももこ:ブランドが変わると、やっぱり何をするにも1から違うんですか?

大塚さん:アウトレットでは様々なブランドのキャリー商品を扱っているのですが、プロパーのブランドだとそもそも商品を作る計画から始まるんです。一つのストーリーに沿った商品があったりするので、そういった深い魅力をお客様に伝える側になる、ということへのプレッシャーは感じていました


1から創り上げた期待の表参道店

ももこ:JOURNAL STANDARD表参道店の立ち上げに携わったとお聞きしたのですが、立ち上げに携わるってあんまりできない経験ですよね。

大塚さん:そうですね。新店舗オープンに携わるっていうのは比較的よくあることだと思うのですが、表参道店は旗艦店だったので、コンセプトから立ち上げるということは特別な経験でしたね。

みずか:立ち上げっていうのは具体的にどういうことに関わっていくのですか?

大塚さん:JOURNAL STANDARDの場合、そもそも「名前何する?」「ロゴどうする?」から始まりました(笑)。
「既存店のものとは違うものを作ろう」と、投資するコストも含め凄く力が入っていたプロジェクトだったので。
場所と大まかなコンセプトは元々決まっていたのですが、「どういった人をターゲットにするか」などは想像とオープンしてからとでは少なからずズレが生じてくるので、「今までにない価値を提供しよう」という芯を元に進めていました。

みずか:当時既存店だった場所のターゲットとは違うターゲットも狙いたいと思っていましたか?

大塚さん:もちろん考えていました。表参道店は外国人のお客様だったり目の肥えたお客様も多いとのことだったので、そこに向けてどういう風に既存店とは違う価値を見出せるか、格闘しました。

ももこ:事前アンケートで拝見した、表参道店立ち上げの際に、「入り口に売れ筋を並べて怒られた」っていう失敗談がとても気になります(笑)。

大塚さんオープンしてすぐ、全く売れなかったんです・・・(笑)。
認知度も本当に低く、どのようにして売り上げを立てるか毎日考えに考えに考えました。
当時売れ筋のイタリアのナイロン製の鞄があったのですが、全店的に入荷したら即完売の大人気商品だったのです。もう既に世の中でバズっている商品だったので、それを入り口の通りすがりの人も見れる場所に置いて売れたらいいなぁと思っていたのです。が・・・その週明けに本社の※VMDの方が来店し、痺れるくらいにガチギレされました(笑)。

ももこ:入り口に売れ筋を並べるって、ダメなことなのですか?

大塚さん:やっぱり、我々がやりたいことって「感度の高い方々に憧れられるお店にする」ことなのです。1円でも多く売り上げをつくることも、もちろん大事なのですが、「どこでも買える、良いと思っている人達がたくさんいる商品」を入り口に並べたことがその当時凄く逆鱗に触れました。
「こっちの方が売り上げ取れるじゃん!」っていうのは、普通に考えられることなのですが、それをやりすぎると一般化してしまったり、面白みが欠けてしまうんですよね。
ブランドの価値を守ることって大事だと痛感した経験でした

みずか:大塚さんは、その失敗からどのように切り替えましたか?

大塚さん:我々のお店は専門的なものを沢山置いていて、とても個性豊かなメンバーが集まっていたので、それぞれが物の深みをどのようにお客様に表現したら良いかをよく考えるようになりましたね。コンセプトだったり、自分たちが大切にしたいことを発信するってすごく大事なんだなと学び、今職種が変わっても心に置いています。

ももこ:その時表参道店の立ち上げに携わっていた仲間は、今皆さんそれぞれ違う場所で活躍しているのですか?

大塚さん:そうですね。
当時15人くらいいたのですが、今ではJOURNAL STANDARDやlerumeのMD、JOURNAL STANDARDのコンセプター、B.C.STOCKのMDなどなど・・・

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ももこ:皆さん、今ではそれぞれの個性を活かした場所でご活躍されているのですね。


好きを「伝える」から
好きを「伝える」ことを「教える」へ

ももこ:大塚さん、人事になるにあたってはどのような経緯でしたか?

大塚さん:人事に関しては自分で手を挙げました。

みずか:何故ですか?

大塚さん:元々、ブランドに対しての好きを「伝えたい」「分かってもらいたい」ということが原点だったのです。その伝えることが人より上手かったみたいで、接客の面で評価をしていただいて、まずセールスコーディネーターになりました。そこで好きを伝えることを「教える」役割に変わっていき、JOURNAL STANDARDに限らずベイクルーズ全体で好きを「教える」仕事をやりたいと思い、人事へ異動希望を出しました。

みずか:人事の中でも、研修に関わることがしたかったのですか?

大塚さん:そうですね。人に教えることが得意だと気づいたのです。
僕は実は凄く人見知りもしますし、ネアカなタイプではなくて(笑)。
ネアカな人って、接客に対して何も悩みなく当たり前にできるじゃないですか。だから、接客に対して困っている人がなんで困っているか、できないことがなんでできないか、あまりピンと来ないと思うのです。
でも、僕は逆にネアカじゃないからこそ、当たり前にできないことを一つ一つ自分なりに考えて試行錯誤しているので、人に伝えることができます。これが自分の強みだと気づき、会社全体で「好きなものを伝える仲間を増やす」ということをしてみたいと思いました。

みずか:大塚さんが、元々ネアカではなかったのに接客が好きになるまでにどのようなことがあったのか、そのプロセスをお伺いしたいです。

大塚さん:僕は元々人と接するのは好きだったのですが、それを表現することが苦手でした。
でも、同期にめちゃくちゃネアカの天才がいて・・・(笑)。
同じ同期としてやっぱり負けたくないですし、どう切磋琢磨していこうか、どう刺激を与えられるか凄く考えました。僕は逆に、理論的に、どうやったらお客様に喜んでいただけるかを逆説して考えて対応していたら、自然と好きになっていった感じです。

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みずか:大塚さんはどちらかというと、感覚的ではなく考えて接客に生かしていくタイプなのですね。

大塚さん:そうですね。振り返って、「どうすれば・・・」と考えるタイプです。

ももこ:私もネアカではなくて(笑)。
接客は苦手でははないのですが、今アルバイトを通して「お客様と長くコミュニケーションを取ること」が少し難しいなと感じているのです。大塚さんなりの、お客様とよりお話を楽しめるようなコツや会話術などありますか?

大塚さん:そうですね、要素としては二つあると思います。
一つ目はこちら側の「情報収集」をすることで、世の中で何が起こっているかとか、ファッションのことについてなど、とにかく自分の中の引き出しを増やしておくことが重要だと思います。そうすると、自分と価値観が違う人とも共通の話題が持てたり、その人が興味を示しているものについてあまり詳しくなかったとしても話せるきっかけになるんですよ。時事のことを抑えておく、自分がすごいミーハーでいる、そういうことは意識的にやっていました
二つ目はマインドに関してなのですが、お客様により「お洒落になってほしい」と興味を持つことです。会話を長く続けようとばかり思っていると、なかなか続きませんし、難しいですよね。でも私たちの目的は、お客様に「これ買って良かったなぁ」「ベイクルーズの服良いなぁ」そう思い続けてもらうことだと思うので、お客様一人一人に興味を持ち向き合っていると自然とできてくると思います。

ももこ:ありがとうございます。勉強になります!(笑)

みずか:ありがとうございます。
*FAから人事になって、何か販売員の時の経験が活かされたり、「販売員の時のことが繋がっている」と思ったことはありましたか?

大塚さん:素晴らしい質問ですね(笑)。
単純に、「FAってめっちゃすごい仕事だな」と感じます。ファッション業界の色々な仕事を経験できますし、そこで培ったコミュニケーション能力などはこういった商談の時などにも活かせますよね。あとは、「モノが売れていく仕組み」を一番近いところで見れたり、様々なお客様とお話することでセンスや感覚も磨かれると思います。
「販売員って誰にもできるでしょ!」って軽視している時期もあったのですが、人事になった今、FAの素晴しさを改めて感じています。

みずか:モノが動く仕組みなどは、やっぱり店頭に立っていないと分からないですよね。

大塚さん:そうですね。FAの方と面接をする時も、自分がFA経験者だからこそ、その方にとって必要なことをお伝えできるのではないかなと思います。

インタビューを経て

ベイクルーズで働く社員の方へのインタビューは今回が初めてということで、インタビューを含め少し緊張をしていたのですが・・・私たちの拙いインタビューにも丁寧に受け答えをしてくださり、とてもリラックスして進めることができました。
大塚さんの答えは一つ一つ濃く、深く、これから社会に出る身として沢山吸収させていただきました。アルバイトから販売員、人事まで経験している大塚さんだからこそ、色々な視点からお話ができるのだと思います。
大塚さん、貴重なお話をありがとうございました!


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名前:遠藤 萌々子
出身地:神奈川県茅ヶ崎市 四年生大学在学中
趣味:韓国語の独学

※VMD・・・そのショップの内装や店内のレイアウトなどをプランニングし、よりお客様に商品を魅力的に見せるような売り場作りを目指す役割。

https://www.elan-jp.com/zukan/vmd.htm

※FA・・・ファッションアドバイザーの略。ベイクルーズでは販売員のことをFAと呼びます。

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